英語ライティング上達のコツは増やす・使う・確認する←日記のすすめ【中級者向け】




どうも、海外サラリーマンDaichi(@Daichi_lifeblog)です。

海外で働きながらブログを書いています。本記事は「社会人向け海外サラリーマンになるための英語の時間」を紹介します。

 

Daichi

英語のライティングスキルを上達させたい。。。けどどんな風に進めたら良いんだろう?

ライティングスキルに加えて英語力全体の底上げになるような方法を知りたい。

こんな疑問に答えます。

 

この記事を書いている僕はアメリカで働くサラリーマンでして、ライティングスキルに関してはTOEFLiBTのライティングで25〜27くらいのレベルです(Max30)。基本的なライティングスキルは持っていると思います。

今回は自分の学習を通して「効果のあった」と感じることをメインに「英語ライティング上達のコツは増やす・使う・確認する←日記のすすめ」について紹介します。本記事を読むことでライティングスキルをあげつつ、英語力全体の底上げをはかることができます。

 

英語ライティング上達のコツ→増やす・使う・確認する

英語ライティング上達のコツは増やす・使う・確認する←日記のすすめ【中級者向け】

英語のライティング上達のコツの3つの行動を紹介します。基本的には1日の終わりに英語で日記を書くことをおすすめします。

✔️英語のライティング上達のコツ

上達のコツ①:英語表現を増やす

上達のコツ②:英文を書く

上達のコツ③:英文を確認する

→英語のライティング力が着実に向上します。

上達のコツ①:英語表現を増やす

上達のコツ①
英語表現を増やす

英語ライティングの上達のコツは「英語表現を増やす」ことです。

英語ライティングに求められるのは「多様な英文表現」などがあります。例えばTOEFLのライティングでは語彙や表現の豊かさも評価基準に含まれる一方、単語の些細なミスは多めに見られることがあり、単語のスペルミスがあろうと最高スコアを取ることができます。

✔️採点基準(最高スコア)

・トピックに対して明確に答えている。
・十分な展開力と詳細、具体例、説明がなされている。
・全体の流れ、一貫性に問題がない。
少し誤りが含んでいるものの、単語、文法の多様性、慣用句などを含み、適切な言葉の選択を行うことにより適切な言語能力を発揮している。

参考:TOEFLiBTライティングの採点基準

そのため、英語上達してスコアの向上にも使えるような英語ライティングスキルをつけるに多様な表現力を身につけることがポイントの1つです。

📝 多様な表現力を身につけるには、自分の表現力の幅を増やすしかありません。

日々の生活の中で、英語に触れた際に、「この表現はライティングに使えそうだな」という英文に出会った場合には、携帯で写真を取るかメモに残してストックして後から振り返ることができるようにしておきます。

個人的には「Evernote」がおすすめです。クラウド共有できるため、携帯で気になった文を保存しておくと、後からパソコンでカンタンに確認できます。

 

ステップ②:英文を書く

上達のコツ②
書く with Grammarly

英語ライティングの上達のコツは「英文を書く」ことです。

1日のうちで「これを使えるかも?」と思える文章表現をステップ①でストックしたら、1日の終わりにその表現を使って文章を書いてみましょう。

文章を書くときにおすすめなのは「Grammarly」です。

Grammarlyについて

・クラウド共有できる

・文法、スペルチェック機能つき

・無料

以上の理由から僕は上記の無料アプリを使っています。

✔️Grammarlyの例

Grammarly

こんな感じで、書いた文章の問題点を赤線で示してくれて、正しい表現も示してくれます。シンプルで使いやすいので好んでいます。

 

ステップ③:英文を確認する

上達のコツ③
英文を確認する

英語ライティングの上達のコツは「英文チェック」です。

英文が完成したらクラウドに保存しておきましょう。英文を確認する方法は次の2つがおすすめです。

✔️オンライン英会話でシレっと頼む←大事

✔️寝る直前に携帯で確認する←効果高い

 

✔️オンライン英語会話でシレっと頼む←大事

ライティングで大切なことは正しく書けているかチェックすることです。基本的に、このライティングの良し悪し判断は自分一人では不可能です。

グレーゾーン的な方法ですが、作った文章をオンライン英会話の講師の人にチェックしてもらうことができます。

基本的にオンライン英会話の人は業務以外のことを話すことは禁止されていると思いますが「フリートーキング」などのトピックを扱っているときに「今日、こんな文章をみて、音読をしたいから発音の参考に読み上げて欲しい」と頼んで、最後の方に「文章で変に感じるところあった?」と聞くと、文章表現で変なところを指摘してもらえます。

少しグレーゾーン的な使い方かもですが、使えるものは使い倒しましょう。

僕が愛用しているネイティブキャンプというオンライン英会話は、レッスン回数無制限で月額5,950円と怪物的にお得なサイトであり、ここだと回数を気にせずにライティングのことなどの質問もできますし、値段的にもお得なので、よかったらチェックしてみてください。

【関連記事】オンライン英会話ネイティブキャンプの徹底レビュー

 

✔️寝る直前に携帯で確認する←効果高い

個人的に取り組んでいて効果が高いと感じることですが、寝る直前に英語に触れると英語脳になりやすいように感じます。自分の書いた英語をベッドの上で確認します。自分の文章なので1,2分もあれば読めると思います。

ポイントはその日に学んだ表現を復習することです。寝る前に読むことで記憶の定着に繋がるので個人的におすすめです。

・PCで英文日記ライティング

→クラウド共有

→寝る前に携帯で英文振り返り

以上は、英語脳を作りつつ、復習できるかなりおすすめの流れです。

 

上手に書ける英語ライティングのコツ10ケ条

英語ライティングの上達の仕方が分かっても基礎となるライティングのコツを知らないと書き始めにくいですよね。

今回は、ネット上に超有益な情報が公開されているので、そちらを引用しつつ、英語ライティングのコツを紹介します。

 

引用文章:ハーバード大学の入試の通過エッセイ

今は素晴らしい時代で、ネットで探すと、ハーバード大学の入試を通過するに匹するエッセイがたくさん出てきます。中でもThe Harvard Crimson, Incは、多数のエッセイ例文をUPしているので参考になります。

ハーバード大学を選んだ理由は、当校が紛れもなく世界トップクラスの大学で、当大学に入学するに値する文章を書くことができるのであれば、どこに行っても恥ずかしくなく、むしろ魅力的な英文が書けると感じるからです。

今回は、2019年に通過の、アメリカNJ州出身のKevinさんの英文を引用させてもらいつつ、英語ライティングのコツをまとめていきます。では、まずはエッセイをお楽しみください。

引用:10 Successful Harvard Application Essays | 2019

I stood frozen in the produce aisle at ShopRite, wondering which of the five varieties of oranges to buy. Valencia, blood orange, organic, Florida navel – what were the differences? When I asked my mom which variety she was looking for, she responded curtly, “It’s your choice. Pick what you want.” The thing was, I didn’t know what I wanted.

私はShopRiteの農産物の通路に凍りついて立っていて、5種類のオレンジのどれを買うべきか疑問に思っていました。バレンシア、ブラッドオレンジ、オーガニック、フロリダネーブル–違いは何だ?母さんにどの品種を探しているのか尋ねると、母は素っ気なく答えました。「それはあなたの選択です。欲しいものを選んで。」でも問題は、何が欲しいのかわからなかったのです。

For my parents, this level of freedom – even in the orange section of the grocery store — is somewhat unique to the United States. The lingering policies of the Cultural Revolution in 1970s China dictated life choices for my parents; growing up in poverty, their families’ sole concern was putting food on the table. As a result of economic disadvantage, higher education became my parents’ life goal. “If I didn’t make it to college,” my dad told me, “I would have been trapped in that godforsaken village for the rest of my life” (only one-tenth of his high school ever made it). My parents didn’t have a choice: my mom’s entire life revolved around studying, and my dad was spanked into shape at home. Sports, music, or entertainment were out of the question – my parents’ only option was to work hard and dream of a choice in America.

私の両親にとってこのレベルの自由は、食料品店のオレンジセクションでさえ、米国に対していくらか独特です。 1970年代の文化大革命の長引く政策は、私の両親の人生の選択を決定付けました。貧困の中で育った彼らの家族の唯一の関心事は、食卓に食べ物を置くことでした。経済的不利益の結果として、高等教育は私の両親の人生の目標になりました。 「もし私が大学に進学しなかったら、私は一生、神に見捨てられた村に閉じ込められていただろう」と父は私に言った(彼の高校の10分の1しか進学しなかった)。両親には選択の余地がありませんでした。母の生涯は勉強を中心に展開し、父は家で体を叩かれました。スポーツ、音楽、または娯楽は問題外。私の両親の唯一の選択肢は、一生懸命働き、アメリカでの選択を夢見ることでした。

The miraculous thing is that my parents, having no freedom of choice for the better part of twenty years, still had the vision to grant me choice in the United States. Unfortunately, this is not common, even in our beloved land of opportunity. All I have to do is talk to my closest childhood friends – children of other Asian-American immigrants – to see the glass walls that cultural and familial expectation have erected around their lives. For some of them, playing the piano is an obligation, not a hobby, and medical school is the only career option.

奇跡的なことは、20年の大部分の間、選択の自由がなかった私の両親が、米国で私に選択を与えるというビジョンをまだ持っていたということです。残念ながら、これは私たちの機会に恵まれた国でさえ、一般的ではありません。私がしなければならないのは、私の親しい子供時代の友人、つまり他のアジア系アメリカ人移民の子供たちと話をして、文化的、家族的な期待が彼らの生活の周りに建てた見えない壁を見ることです。彼らの一部は、ピアノを弾くことは趣味ではなく義務であり、医学部が唯一のキャリアの選択肢です。

Oddly enough, I had always felt a bit left out when I was younger – why weren’t my parents signing me up for American Math Competitions and middle school summer research programs, when all my friends were doing them? I’ve come to realize, though, that having the choice to do the things I’m interested in brings out an enthusiasm I can explore passionately and fully. My many hobbies – playing soccer with our neighbor in my backyard, fiddling around with Mendelssohn on my violin, or even talking to my friend about our latest stock picks – all have come from me, and I’m forever grateful to my parents for that.

奇妙なことに、私は若い頃はいつも少し取り残されていると感じていました。友達全員がやっていたのに、なぜ両親がアメリカの数学コンテストや中学校の夏の研究プログラムに登録しなかったのか。でも、自分が興味のあることをするという選択をすることで、情熱的かつ完全に探求できる熱意が生まれることに気づきつつあります。裏庭で近所の人とサッカーをしたり、バイオリンでメンデルスゾーンをいじったり、最新の株の選択について友達と話したりするなど、私の多くの趣味はすべて私からのものであり、そのことについて両親に永遠に感謝しています。

The contrast between my parents’ lives and mine is shocking. In the United States, I have so many paths available to me that I sometimes can’t even choose. I don’t even know what kind of oranges to buy, yet oranges – or any other fruit – were precious delicacies to my dad as a child. I can dream of attending a school like Harvard and studying whatever I want, whether it be math, economics, or even philosophy or biochemistry – a non-existent choice for my parents, who were assigned majors by their universities. I can even dream of becoming an entrepreneur, which I see as exploration and self-destiny in its purest form. I can be sure that wherever my true passions take me, my parents will support the choices that I make, as they have for seventeen years.

私の両親の生活と私の生活のコントラストは衝撃的です。米国では、利用できるパス(選択肢)がとても多いため、選択できないこともあります。どんな種類のオレンジを買うべきかさえわかりませんが、オレンジやその他の果物は、子供の頃の父にとって貴重な御馳走でした。ハーバードのような学校に通い、数学、経済学、哲学、生化学など、大学から専攻を割り当てられた両親には存在しない選択であるかどうかにかかわらず、好きなことを勉強することを夢見ることができます。私は起業家になることを夢見ることさえできます。それは私が最も純粋な形で探求と自己運命として見ています。私の本当の情熱が私をどこに連れて行っても、私の両親は、17年間のように、私が行う選択を支持することを確信できます。

Most importantly, though, I value that Harvard, with its centuries-long devotion to educating the full person, fosters the same sense of choice for its students that I have come to so deeply appreciate in my parents. I am exhilarated to have the freedom to define my own academic journey and, looking forward, for this upcoming four-year odyssey to lay the groundwork for a lifetime of exploration. For me, thankfully, it’s all possible – but only because of the sacrifice and vision of my parents.

最も重要なことは、しかし、私は重視しています、ハーバード大学が何世紀にもわたって完全な人間を教育することに専念すると共に、私が両親に深く感謝するようになったのと同じ選択肢のセンスを生徒に育むことを。私は自身の学問の旅を定義する自由があることに興奮しています。そして、来たる4年間の冒険が、一生の探検の基礎を築くのを楽しみにしています。私にとって、ありがたいことに、それはすべて可能です。が、それは私の両親の犠牲とビジョンのおかげです。

 

上手に書ける英語ライティングのコツ10ケ条

上記の例文をもとに、上手に書ける英語ライティングのコツ10ケ条を紹介します。

✔️英語ライティングのコツ10ケ条

コツ①:基本型「導入-説明-結論」

コツ②:パラグラフライティング

コツ③:1パラグラフ1トピック

コツ④:結論(全体像)ファースト

コツ⑤:1センテンスで2文以下

コツ⑥:受動態× 能動態○

コツ⑦:簡単であれ

コツ⑧:短くあれ

コツ⑨:主語・動詞は確実に

コツ⑩:ディスコース・マーカーを極めよ

コツ①:基本型「導入-説明-結論」

コツ①
「導入-説明-結論」

英語ライティングのコツ①は、ライティングの骨格となる「型」で「導入-説明-結論」をつくることです。この型に沿ってライティングするだけでも、大まかに言いたいことがわかりやすくなります。例文では次の構成です。

導入:話の「起」となる部分

パラグラフ①:I stood frozen〜(選択の自由の例)

説明:背景・詳細・補足事項

パラグラフ②:For my parents,〜(両親にとっての自由の説明)
パラグラフ③:The miraculous thing〜(米国の自由)
パラグラフ④:Oddly enough, 〜(両親が与えてくれた自由)
パラグラフ⑤:The contrast between 〜(これからの自由)

結論:結論、言いたいことのまとめ

パラグラフ⑥:Most importantly, 〜(ハーバード大学での自由と期待)

コツ②:パラグラフライティング

コツ②
パラグラフ
ライティング

英語ライティングのコツ②は、「パラグフライティング」をすることです。

パラグラフライティングとは、論理的に物事を伝えるために役立つ文章術のことです。アメリカをはじめ、欧米諸国ではあたり前のように指導される文章の書き方です。

1パラグラフ(1段落)の中で「主題・説明・まとめ」の順で構成することで、おおよそパラグラフライティングらしく仕上げることができます。例文でも各所で使われています。簡潔にするために( )内は要点を書いています。

パラグラフ②

主題
For my parents, this level of freedom – even in the orange section of the grocery store — is somewhat unique to the United States.
(両親にとって、このレベルの自由は、独特です。)

説明
The lingering policies of the Cultural Revolution in 1970s China dictated life choices for my parents; growing up in poverty, their families’ sole concern was putting food on the table. As a result of economic disadvantage, higher education became my parents’ life goal. “If I didn’t make it to college,” my dad told me, “I would have been trapped in that godforsaken village for the rest of my life” (only one-tenth of his high school ever made it). My parents didn’t have a choice: my mom’s entire life revolved around studying, and my dad was spanked into shape at home. Sports, music, or entertainment were out of the question –
(両親が過ごしてきた自由に関する説明)

まとめ
my parents’ only option was to work hard and dream of a choice in America.
(両親の唯一の選択肢は、働くことと夢見ることでした)

以上が、パラグラフライティングです。他のパラグラフでも同様に「主題・説明・まとめ」の構成に概ねなっています。

 

コツ③:1パラグラフ1トピック

コツ③
1パラグラフ
1トピック

英語ライティングのコツ③は、「1パラグフに1トピック」に限定することです。たくさんの情報を入れると、言いたいことがわかりづらくなるからです。例文では、各パラグラフで次のようなトピックを述べています。

パラグラフ①:選択の自由の例
パラグラフ②:両親にとっての自由の説明
パラグラフ③:米国の自由
パラグラフ④:両親が与えてくれた自由
パラグラフ⑤:これからの自由
パラグラフ⑥:ハーバード大学での自由と期待

数パラグラフを書く場合は、1つ1つのパラグラフを1トピックに限定することで、主張の伝わりやすいライティングを心掛けると良いです。

 

コツ④:結論(全体像)ファースト

コツ④
結論(全体像)
ファースト

英語ライティングのコツ④は「結論や全体像を最初に示す」ことです。

文頭で大きな視点で内容を理解することで、その後の詳細を理解しやすくなるからです。文頭で早速使われています。

I stood frozen in the produce aisle at ShopRite, wondering which of the five varieties of oranges to buy. Valencia, blood orange, organic, Florida navel – what were the differences?

私はShopRiteの農産物の通路に凍りついて立っていて、5種類のオレンジのどれを買うべきか疑問に思っていました。バレンシア、ブラッドオレンジ、オーガニック、フロリダネーブル–違いは何だ?

最初に「5種類のオレンジ」と全体像を示してから、「バレンシア、ブラッドオレンジ、オーガニック、フロリダネーブル」とその後にいくつかの具体例を挙げていますよね。

これが逆だったら、少し理解しづらくなります。

私はShopRiteの農産物の通路に凍りついて立っていて、バレンシア、ブラッドオレンジ、オーガニック、フロリダネーブル5種類のオレンジのどれを買うべきか疑問に思っていました。

読んでいる側の心理を想定すると、「バレンシア?なんだこれは。ブラッドオレンジ?オレンジの話かな?オーガニック?何の?」みたいな感じで、それぞれのワードの共通項を見出すのに時間がかかり、いわば謎解きしながら読まないといけない文章になります。

読者にこのような負担を課す英文は、ビジネス英語やテスト系でのライティングでは必要ありません。分かりやすく、伝わる文章を書くなら、結論(全体像)ファーストを心がけましょう。

 

コツ⑤:1センテンスで2文以下

コツ⑤
1センテンス
2文以下

英語ライティングのコツ⑤は「1つのセンテンスは、2文以下にする」ことです。文とかセンテンスとか分かりづらいと思いますが、文の数が増えるほど、段落での文同士の繋がりが変わりづらくなり、理解しづらくなります。分かりやすくするために、「1文=主語動詞」を含むこととすると、例文の第3パラグラフは次のように分けられます。強調部分のみ目を通してみてください。

青字は主語緑字は動詞を表します。

1文目
The miraculous thing is that my parents, having no freedom of choice for the better part of twenty years, still had the vision to grant me choice in the United States.

2文目
Unfortunately, this is not common, even in our beloved land of opportunity.

3文目
All I have to do is talk to my closest childhood friends – children of other Asian-American immigrants – to see the glass walls that cultural and familial expectation have erected around their lives.

4文目
For some of them, playing the piano is an obligation, not a hobby, and medical school is the only career option.

上のように、いずれの文の中に「主語動詞」は2組以下で構成されています。これ以上長くなると、文章が煩雑になり、理解が難しくなります。

 

コツ⑥:受動態× 能動態○

コツ⑥
受動態× 能動態○

英語ライティングのコツ⑥は「受動態を極力使わない」ことです。理由は簡単で、受動態の文章は意味を捉えづらく、単語も増えるために読みづらくなるからです。例文の第4パラグラフに注目してみます。強調部分のみ目を通してみてください。

能動態を青受動態を赤字で表します。

Oddly enough, I had always felt a bit left out when I was younger – why weren’t my parents signing me up for American Math Competitions and middle school summer research programs, when all my friends were doing them? I’ve come to realize, though, that having the choice to do the things I’m interested in brings out an enthusiasm I can explore passionately and fully. My many hobbies – playing soccer with our neighbor in my backyard, fiddling around with Mendelssohn on my violin, or even talking to my friend about our latest stock picks – all have come from me, and I’m forever grateful to my parents for that.

上の文では、SVの関係をチェックしてみると、純粋な受動態の表現は使われていません。それだけ、受動態を混ぜることはタブーとされていて、文章を分かりづらくしてしまうのです。

 

コツ⑦:簡単であれ

コツ⑦
簡単であれ

英語ライティングのコツ⑦は「簡単な単語、簡単な文章を心掛ける」ことです。

文章は伝わってなんぼです。特に、メインの主語+動詞が簡単なほど分かりやすい特徴があります。例えば、

I read news about the government, in which they are pushing to strip the teeth from a nuclear safety rule that imposes a 40-year limit on the operational lifespan of reactors in Japan.

太字で書いている部分がメインの主語+動詞+目的語になっていまして、それ以外はNewsの説明です。ニュースの説明はよく分からなくても「私は政府についてのニュースを読んだ。」ということさえつかめれば、その人が何をしたのか理解できますよね。誰が何をしたかを簡潔に表現することは、それほど重要なのです。

例文のパラグラフを見ます。強調部分のみ目を通してみてください。

メインの主語+動詞+αを太字

The contrast between my parents’ lives and mine is shocking. In the United States, I have so many paths available to me that I sometimes can’t even choose. I don’t even know what kind of oranges to buy, yet oranges – or any other fruit – were precious delicacies to my dad as a child. I can dream of attending a school like Harvard and studying whatever I want, whether it be math, economics, or even philosophy or biochemistry – a non-existent choice for my parents, who were assigned majors by their universities. I can even dream of becoming an entrepreneur, which I see as exploration and self-destiny in its purest form. I can be sure that wherever my true passions take me, my parents will support the choices that I make, as they have for seventeen years.

太字部分はとても簡単な表現ですよね。

そのコントラストは衝撃的です。

私はとても多くの選択肢があります。

私はどのオレンジを買えば良いのかさえ知りませんが。

私は学校に参加することを夢見れます。

私は、〜さえも夢見れます。

両親がサポートすると確信しています。

以上の太字部分の英語は、おそらく中学英語を学んだ人ならほぼ意味を理解できますね。ハーバード大学のエッセイですら「誰が何をしたか」というメインの内容は、こんなにも簡単な英語で表現されています。

簡単な単語、簡単な文章でありましょう。

 

コツ⑧:短くあれ

コツ⑧
短くあれ

英語ライティングのコツ⑧は「無駄を無くし、短い文にする」ことです。

文章なんて、長くしようと思えば、いくらでも長くできます。一方で、短く、分かりやすく、かつ説得力を持たせて説明する所に技術が宿ります。例えば、例文の締めの部分では

次のようにありますが、長くしようとすればいくらでも長く出来てしまいますね。

元の文
For me, thankfully, it’s all possible – but only because of the sacrifice and vision of my parents.

長くした文
In the case of mine, as I’m grateful for that, everything such as having the freedom to define my academic journey and, looking forward to laying the groundwork for a lifetime of exploration, however, those are derived from that my parents devoted their time for me and had had the vision that they would grant me choice in the United States.

どうですか?長くした方がカッコ良いですか?丁寧ですか?、、、ただただ、分かりづらいですよね。短くあれ

 

コツ⑨:主語・動詞は確実に

コツ⑨
主語・動詞を書く

英語ライティングのコツ⑨は「文の中で、主語・動詞を明確に書く」ことです。主語と動詞を書くことはあたりまえですが、試験になると忘れてしまうのが常です。

例文をチェックします。

Most importantly, though, I value that Harvard, with its centuries-long devotion to educating the full person, fosters the same sense of choice for its students that I have come to so deeply appreciate in my parents. 

誰が(何が)何をしたのか、明確に文を構成していますよね。主語と動詞が書かれているか、しっかりとチェックしましょう。

 

コツ⑩:ディスコース・マーカーを極めよ

コツ⑩
ディスコース
マーカー

英語ライティングのコツ⑩は「ディスコース・マーカーを極める」ことです。

ディスコース・マーカーは「Discourse marker=論議の標識」の名称で、文脈の流れや構造、文と文との論理関係を表す単語や句でして、その後の文章の趣旨をほのめかす、キラーフレーズになります。例えば、

僕は進級のために試験勉強を頑張った。死ぬほど勉強した。朝も昼も夜もお風呂の時間も寝る間も惜しんで勉強した。しかし、、、

この「しかし、、、」だけでも「僕が進級できなかった」ことが読み取れますよね。

ディスコース・マーカーは、1単語だけでも、あとに続く文章の趣旨を暗示する効果の高いワードです。以下、Pinterestで紹介されていた整理された見やすい一覧があったので、ブクマしておきましょう。

参照:Pinterest

 

英語ライティング上達の注意点

英語ライティングの上達の注意点を紹介します。

 

✔️完璧を求めない

基本的に、完璧を求めなくて良いと思います。日本語で日記を書くときいに「完璧な日本語」を求めないですよね。

そもそも、文章に「完璧」というのは存在しないと思います。多様な表現があるのが言葉であり、文章です。そのため、今の自分の能力の少し背伸びをした表現で英語を書き綴り、1つに固執しすぎて時間を無駄に過ごすことは避けた方が賢明だと思います。

 

✔️1日最低1つは新しい表現を盛り込む

ライティングスキルを高めるのであれば、最低1日でも新しい表現を増やしていくことをおすすめします。

増やしたい表現を印象的に覚えやすくしたいのであれば、日記のトップにピックアップしたり(下参照)、色付けしたりすればOKだと思います。

✔️トップにピックアップ(Point!の部分)

トップにピックアップ

 

✔️他の人からチェックしてもらう

ステップ③で紹介の通り、ライティングを伸ばすためには他の人からチェックは不可欠です。

身の回りで英語が得意な人に読んでもらって意味が通じるか、または紹介したようにオンライン英会話を活用して、英文をチェックしてもらったりなど、方法は様々です。いずれにせよ、ライティングスキルを伸ばす場合には、他の人からのチェックしてもらいましょう。

 

まとめ:英語日記で英語のある暮らしを

英語日記で英語のある暮らしを

本記事は「英語ライティング上達のコツ←増やす・使う・確認する」について紹介しました。

今回の方法は、現場で働いている僕も今なお実践している取り組みであり、効果も高いと思います。

毎日の英語勉強は大変かもですが、一方で毎日使ってこそのスキルでもあると思うので、日々の生活を「英語が当たり前な日常」に少しずつシフトしていくと英語の上達スピードを早めることができると思います。

 

読んで下さりありがとうございました。

本ブログ内では、この記事の他にも読書家海外サラリーマンDaichiの凡人なりの「英語」「読書」「資産形成」の成功実話を500記事以上紹介しているので、良かったらご覧ください。

では、良き英語ライフを ٩(`・ω・´)و

 

【Let’s start a diary! 】英語力が飛躍的に伸びる英語日記の始め方【書き方も紹介】

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Daichi

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ステップ②単語
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ステップ⑤英語リーディング
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