なぜ楽天は社内公用語を英語に変えるのか?僕の究極のゴールを聞いて欲しい。『たかが英語!』三木谷浩史 読書書評




どうも、海外サラリーマンDaichi(@Daichi_lifeblog)です。

海外でサラリーマンをしています。

 

Daichi

英語を勉強をしようと思うけど、そもそもなんで英語必要なの?

今の暮らしでも日本で十分に幸せに暮らせるし、別に英語なんて必要じゃないんじゃないの?

 

こんな人に読んで欲しい本があります。

楽天創業者の三木谷浩史さん著するたかが英語!です。

 

本書を読むことで、世界の中での日本のグローバル化の1部を知ることができます。さらに今後の日本が向かえる可能性のある未来に関して読み取ることができます。

アメリカに来て、視野が一気に広がった気がします。日本の楽天市場の成功事例がまだまだ世界で展開できていないことを痛感しますし。危機感すら覚えます。

アメリカの楽天子会社に転勤した楽天市場営業部のUさん

 

本記事は「たかが英語!」を引用し、その後に簡単な読書感想を紹介します。

 

なぜ楽天は社内公用語を英語に変えるのか?英語が今、必要な理由

 

なぜ楽天は社内公用語を英語に変えるのか?英語になぜ取り組む必要があったのか?

 

国家レベルであれ、 企業レベルであれ、 これまで英語公用語論が出てくるたび に、くり返された議論が、今回もくり返された。

いわく、日本人同士が英語で会話する意味があるのか、英語ができなければ通訳を雇えばいいのではないか、英語の必要な1部の人間だけ英語を使えればじゅうぶん、なにも全社員が英語を使える必要ない、ある程度英語を使えるようになったとしても、英語を母語にする人たちとビジネスでまともに戦えるのか、英語に堪能な奴が仕事もできるとは限らないのではないか、むしろ英語ができる奴ほど仕事ができないのではないか、云々。

英語化に対する賛否両論はいろいろある。

しかし、僕らは「論」はともかく、とにかくやってみた。想い通りにいかず、軌道修正したこともある。

その意味で、「たかが英語」だが、一方、「されど英語」でもある。苦労したし、実際に試行錯誤を重ねることではじめてわかったことがたくさんある。

 

日本の経済はどうなるのか?

 

僕は想像してみた。

世界 における日本のGDP比率が3%の日本は、 いったい う なっているのだろう。

3%といえば、 たとえば 現在のインドネシアのGDP比率より低く、中国のそれ の10 ~ 15% に当たる。

GDP比率3%の日本は、 もしかしたら鎖国していた江戸時代の日本と同じ程度の存在感しか世界に示せないかもしれ ない。

 

グローバル化に出遅れた日本で楽天が社内公用語を英語へ

 

時代と共に必要な技術は移りゆく認識を

 

かつて日本人が習得すべき基本的ツールは「読み・書き・そろばん」とされた。

しかし、今や「読み・書き・そろばん」は「読み・パソコン・英語」に置き換わっている。

昔、タイプライターを打つことが主務の専業職があったが、いまはパソコンにとって代わられている。

パソコンも、英語も、基本的ツールの1つなのだ。

 

「常識」の変遷を肌で感じることができますか?普通のことを言っています

 

英語はツールに過ぎないと述べた。

ツールという意味では、英語とパソコンの間に、大した違いはない。

経営者が社員全員に

「今後、業務にパソコンが必須なので、パソコンの操作を覚えてください」

と通達するのと、

「今後、業務に英語が必須なので、英語を使えるようにしましょう」

と通達するのは、まったく同じレベルの話なのだ。

 

✔️英語の勉強方法

毎朝6時半に出社して、当時興銀の地下に設置されていたLL教室に直行し、始業時間の8時20分まで英語を勉強した。昼休みも食事を早めに済ませて30分、仕事が終わってからも飲みに行き日以外は英語の勉強に費やした。

といっても当時はバブル全盛期で、ほぼ毎日飲みに繰り出していた。それでも新入社員にとって、1日1時間から2時間の勉強時間を捻出することはそれほど難しいことではなかった。

週に1〜2回は英語教室に通ったり、外国人の知人の奥さんに個人授業をしてもらったりもした。週末も英語を勉強した。

歩行中はウォークマンでアルクのヒアリングマラソンを聴いた。こうした努力が実を結び、就職して1年半経った頃、アメリカの大学への留学に必要な英語力を判定するTOEFLで基準点をクリアした。

行内の選抜試験を経て、入行から3年目、念願のハーバード・ビジネス・スクールへ留学することができた。

 

読書書評『たかが英語!』三木谷浩史

内容は早くも8年も前に楽天で取り組んでいた内容です。

あれから日本のグローバル化はどう変化したでしょうか?

 

加速する世界の中で予想より早く後退をみせる日本

 

本書で述べられていたGDPの予想は2007年につくられたものです。その時の予想と、2015年にIMFが作成した資料を見比べてみます。

 

2007年にゴールドマン・サックス・グループにより予想されたもの

 

2015年にIMFにより発表された実際の値

 

当時のゴールドマン・サックス・グループの予測では2020年に日本のGDPは8%と予想されていましたが、2015年の実際の値はすでに5.64%。

世界の経済の発展の仕方に変化が生じ、日本の存在感の低下は加速されているようです。

 

今後、必要とされるだろうスキル

 

僕がアメリカに来た後に感じるのは社会の変化の速さです(よく言われる当たり前なことですが)。

もう、異常なくらいに早く、世界の経済のあり方は変化しています。

 

こんな中、やはり「いま」必要とされるスキルは、次のとおりだと感じています。

 

・英語力

・プログラミング力

 

【スキルなしOK】サラリーマンは副業でスキルアップすべき+やるべきこと【キャリアアップ】で紹介していますが、IT力は必須になりそうです。

【スキルなしOK】サラリーマンは副業でスキルアップすべき+やるべきこと【キャリアアップ】

2018年12月6日

 

ITの時代は確実に来つつあるので、波に乗れるように今から準備しておくことは必須なように感じます。

 

勉強時間を確保する

 

毎朝6時半に出社して、当時、興銀の地下に設置されていたLL教室に直行し、始業時間の8時20分まで英語を勉強した。昼休みも食事を早めに済ませて30分、仕事が終わってからも飲みに行き日以外は英語の勉強に費やした。

といっても当時はバブル全盛期で、ほぼ毎日飲みに繰り出していた。それでも新入社員にとって、1日1時間から2時間の勉強時間を捻出することはそれほど難しいことではなかった。

就職して1年半経った頃、アメリカの大学への留学に必要な英語力を判定するTOEFLで基準点をクリアした。

三木谷さんくらいの実力者、優秀な方でも英語の勉強にこれだけの時間を費やしていたことが分かります。

さらに三木谷さんは小学生の頃に2年間の留学経験があるため、普通の人よりはアドバンテージを持っていたことだと思います。

 

彼ほどの人が、英語の習得に1.5年を使っているのをみると、才能は「神が与えし特殊能力」的なまやかし染みたものでなく、ただ単に目標に向けて取り組めるかどうかの違いであることがよく分かります。

誰にでも成長できるポテンシャルは隠されていて成果に結びつけるだけの行動ができるかどうか、の違いのように感じます。

 

まとめ:英語が当たり前の時代へようこそ

とても高い確率で、今後は日本の労働環境は「現在、皆がPCを使うようになった」のと同様に「皆が英語を使うようになる」環境に変わると思います。

 

その変化をいち早く感じ、先に行動することができると周りから抜きんでることができます。

「グローバルに変わる!変わる!」と言われる中、なかなか変化の進まない日本ですので、今から英語を始めても十分に活躍できると思います。

 

なにより重要なのはこうした現実を知った後に「何をするか、どう行動に移せるか」だと思います。

 

世界のグローバル化の波は確実に来ています。

今回の記事が少しでも英語の見方を考えるキッカケになれていたら嬉しいです。

それでは、良き英語ライフを(๑ •̀ω•́)۶