【これからの方】TOEICのスコアアップに必要な時間は100時間です




どうも、Daichiです。

TOEIC850点ほどで、海外で働いています。

 

Daichi

TOEICの勉強を始めようと思うけど、スコアが上がるにはどれくらいの時間がかかるんだろう?

ザックリと、100時間くらい勉強したらどれくらいスコアが上がるんだろう?

こんな疑問に答えます。

 

この記事を書いている僕は社会人になってからTOEICの勉強を始めて、500点台から850点ほどまでスコアアップすることができました。

スコアをあげる過程では、大学時代での英語勉強の失敗や、社会人で最初に勉強をし始めた半年ほどはほとんどスコアが上がらずと、、、苦しい英語勉強を暮らしてきました。

そのためTOEIC勉強で「成果のでる英語勉強」「成果が出ない英語勉強」「TOEIC勉強を100時間ほど勉強したらどうなるのか」などを実体験から知っています。

この経験をもとに本記事は『TOEICでスコアアップするために必要な時間』について紹介します。

 

TOEICでスコアアップするために必要な時間は100時間

TOEICでスコアアップするために必要な時間は100時間

結論から言います。

TOEICでスコアアップするためには、TOEICの”正しい”勉強を100時間すればOKです。

このことについて深掘りします。

 

TOEICテストのスコア測定誤差は『35〜47点』

 

以前の記事でも紹介しましたが、少し統計的な情報を示します。

TOEIC運営組織によると、TOEICテストのSEM(標準測定誤差)は25点と正式に発表されています (SEMが25点とは、全受験者の68%が本当の実力よりプラス・マイナス25点の範囲にあることを示します)。

一方で多種の研究をもとに評価すると厳密にはSEMが35点から47点の範囲にあることが分かるそうです(下の参照を参考。)

参照:Prolingua

つまり、

TOEICの勉強をしても35〜47点くらいは誤差の範囲で上下する。

ということです。

 

つまり、勉強を始めても、自分のスコアの上達が10、20点くらいの場合では、測定誤差に埋もれてしまってスコアアップを感じることができません。

 

日本人のTOEIC平均点は517点

 

ここでOEIC運営組織であるIIBCが発表している2017年の日本人のTOEIC平均点は『約580点』であることがわかります。

公開テスト 平均スコア・スコア分布 一覧

 

一方でこの記事を読んでいる人は「これからTOEIC勉強を始めよう!」と思っている人が多いと思うので、そのことを考えると平均点よりは低い状態から始まると思うので、今回の「100時間」の計算の対象をTOEIC400以上くらいの方だと過程します。

 

TOEICのスコアアップに必要な時間は100時間

 

勉強時間と測定誤差の関係を【朗報】TOEICの点数が下がった時の確認事項【スコアが下がるのは普通です】の中で紹介していますが、次のような関係があります。

 

✔️測定誤差を上回るために必要な勉強時間

400→500点: 94時間

500→600点: 118時間

600→700点: 141時間

700→800点: 165時間

800→900点: 188時間

 

上で紹介したように、これからTOEIC勉強を始める人は平均点よりも低い人が多いと思うので、400点台の人が測定誤差以上の点数を獲得するために必要な時間はおよそ94時間であり、多く見積もって100時間の勉強をすることでスコアアップを実感することができます。

 

注意1:高スコアになるほど点数はあがりづらくなる

 

一方で、次のようにスコアが上がれば上がれるほどにTOEICスコアを上げるために必要な時間が長くなることも報告されています。

下のグラフを「各TOEICレベルにおいて、1点スコアアップするために必要な時間」を表しています。

 

参照:Prolingua

この関係は不思議に感じるかもしれませんが、スポーツなどを考えると分かりやすいと思います。

例えば、短距離走の100mで時間を縮めようとした時に、

・100m20秒の人が1秒縮める

・100m10秒の人が1秒縮める

上の例では、100m10秒の人の方がどう見ても大変ですよね。10秒の人が1秒縮めることができたのなら、日本記録どころか世界記録も大幅に更新されるくらい、1秒の重みが異なります。

 

英語も同じでして、スコアが上がれば上がるほどに「1点を上げるために必要な勉強量」は増えていきます。

そのため、現在400点〜500点くらいの人であるなら「100時間」程度の勉強をすることでスコアアップすることができますが、ハイレベルになっている人はスコアアップをするために100時間以上の勉強をする必要があります。

 

注意2:成果に繋がる・繋がらない2つの時間があります

 

ひとえに「100時間の勉強をすればスコアアップする」と言っても、『無駄なこと』に勉強時間を費やしているとTOEICのスコアは上がりません。

TOEICの点数が上がる時間は勉強方法によって劇的に変わる事実【正しくスコアアップしよう】で紹介していますが、英語勉強をしたと思っていたとしても、実はTOEICに関連の低い英語内容であって、スコアに繋がりづらい時間があります。

具体的には次の例があります。

 

✔️勉強時間が成果に繋がらない時間

・TOEICの問題集の1周目を解いている時間

・英語関連の動画をみている時間(YouTube、映画、ポッドキャスト、アプリなど)

・英会話の練習をしている時間

etc.

 

こうした時間を避けてTOEIC勉強に正しく注力することができると

100時間の勉強をすればスコアアップする

ということが当てはまるようになります。

 

【これから始める】TOEICのスコアアップに必要な最初の100時間の過ごし方

TOEICのスコアアップに必要な最初の100時間の過ごし方

TOEICのスコアを上げるのであれば、余計なこと・余計な英語勉強のウエイトを下げて、TOEICに集中した英語勉強を進めることがおすすめです。

 

TOEICにテクニックがいらない理由

 

TOEICはTOEFL、IELTなどの勉強の中で最も「答えがハッキリした」テストであり、レベルは最も容易であり、「英語の最低限の基礎力」が試されるテストです。

 

そのため、基本的には参考書になるような凝ったテクニックなどは必要ないと思います。

個人的に、最低限を問われるような基礎力、

・歩く

・泳ぐ

・走る

・話す

などを覚える時に『歩く時は、右手を前にだした時に、左足を出し、左手を出した時に、右足をだすと良い』なんてテクニックは覚えないですよね。

もちろん、専門的なプロレベルを求めるなら話は変わりますが、TOEICは国際的な英語テストの中でも最も簡単なテストであり、世界のTOEIC平均点は618点(2017年 TOEIC® Listening & Reading Test 世界の受験者スコアとアンケート結果を発表いたしますをもとに独自で計算)であることから分かるように、600点台なら「普通=当たり前」なレベルです(英語が母国語ではないドイツの平均点は800点)。

TOEICは基礎的な力のために、「英語の基礎力」を高めるために、テクニックで乗り切るよりは普通の基礎力を高めましょう。

後々、それが英語利用の財産になります。

 

英語力向上に必要な本は基本的に1種です

 

テクニックを求めないで良いなら基本的に必要なことは「最も直接的」な勉強であって、それはTOEICの公式の運営組織が提供する『公式問題集』です。

具体的には【英語学習TOEIC】850点以上の海外サラリーマンが語る初心者はこれだけで良しなおすすめ参考書厳選3つの中で紹介しています。

【英語学習TOEIC】850点以上の海外サラリーマンが語る初心者はこれだけで良しなおすすめ参考書厳選3つ

2018年10月21日

 

上の記事では、3つの参考書を紹介していますが具体的には次の通りです。

・単語帳←最低限の基礎力をつけます

・勉強法←成果のでる勉強を学びます

・公式問題集←英語力を鍛えます

英語力向上のために英語参考書は公式問題集だけであり、残り2冊は勉強のサポートです。

変なテクニックはなく、堅実に英語力を高めることができます。

 

この方法でも海外で英語を武器に戦えています

 

上の方法で勉強をした結果、僕はTOEICで850点を得ることができました。

» 【社会人で英語上達】TOEIC505点から850点までの英語勉強の方法と時間目安・過ごし方

 

もちろん、TOEIC850点取れたからと言って、海外に出てすぐに勝負できる訳ではありません。

海外に出てからも継続的に英語の勉強を続けた結果の賜物ですが、それでも「TOEIC」での基礎力向上があったからこそだと感じています。

 

逆にいうと、TOEICでテクニックばかりに頼って点数を稼いだところで、後々の「英語の実践」の段階での力不足にぶつかり、つらい思いをするだけです。

英語の基礎力を高める上でも、TOEICだけで通用するテクニックにとらわれず、堅実に英語力向上に向けて前進することをオススメします。

 

まとめ:TOEICを始めよう。そこから世界が広がります

 

本記事は『TOEICでスコアアップするために必要な時間』を紹介しました。

 

100時間の勉強時間と聞くと尻込みしてしまうかもしれませんが、英語をやることしか開けない未来があるのは事実です。

下の記事などを参考に、英語のメリットを感じてもらいつつ、TOEIC勉強を楽しく取り組んでもらえたら嬉しいです。

» 社会人の英語の必要性とは?←結論、自分がどうありたいかです。

 

読んで下さりありがとうございました。

では、良きTOEICライフを ٩(`・ω・´)و

 

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Daichi

社会人独学でTOEIC850点以上をマークして海外で働き始め、現在は950点相当になった海外サラリーマン流の英語独学方法をブログ内でまとめています。

レベル別にまとめているので、勉強法をチェックしつつ、スコアアップに役立ててもらえたら嬉しいです。

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