どうも、海外サラリーマンのDaichi(@Daichi_lifeblog)です。TOEFL90点以上です。
こんな疑問に答えます。
この記事を書いている僕は、海外で働くサラリーマンです。日本でTOEICの勉強をして、800点以上を獲得後、海外に居住して、英語で働き始めました。海外に出てからは、英語力の見える化のために、定期的にTOEFLを受けていました。
この経験を踏まえて、本記事は「TOEFL70点のレベルってどれくらい?」を紹介します。
TOEFL70点の言語レベル
TOEFL70点の英語力のレベルは「海外で英語を使ってまあ生きていける」くらいです。
僕がTOEFLで60点に達したときには、日常会話をほとんど理解できず、言いたいことをゆっくりと伝え、コミュニケーションをする上では、相手の読解力(何を言いたいのかを分かってくれる力)に大きく依存していたと思います。
一方で、TOEFL70点前後の時には、ある程度、どこに行っても少しのコミュニケーション上での問題は見られるものの、致命的ではなく、まあ生きていけるレベルです。
英語スキルの目安
TOEFLは次の4つで構成されており、各々が30点、合計120点満点のテストになります。
✔️TOEFLの構成と満点
・リーディング 30点
・リスニング 30点
・スピーキング 30点
・ライティング 30点
TOEFL70点を取るには、4つで均等に割ると次のようなイメージです。
✔️TOEFL70点の点数イメージ
・リーディング 17.5点
・リスニング 17.5点
・スピーキング 17.5点
・ライティング 17.5点
また、TOEFLでは、運営するETSから、スコアの目安になる英語レベルのテーブルが紹介されています。
実際のところ、こちらのテーブルを読むことでTOEFL70点のレベルがどれくらいなのかを知ることができますが、本記事では、Daichiの所感を含めて紹介していきます。
TOEFL70点のリーディング(17.5点)
TOEFLリーディング17.5点(四捨五入して、上中級者として判断)のレベルだと、文の主たる意味をだいたい理解でき、大枠とし理解のミスがほとんど無くなります。
高中級レベルでリーディングセクションのスコアを受け取った受験者は、通常、主たるトピックを理解しています。
大学入門レベルでの英語のアカデミックパッセージのアイデアと重要な詳細を理解できる、しかし、命題と特に密集しているパッセージの部分、またはアイデアや情報の提示が複雑な部分の不完全または不正確な理解に留まります。
高中級レベルで得点する受験者は、通常、
・一般的な学術用語を理解しているが、頻度の低い単語やあまり一般的でない単語に問題がある場合がある。
・情報間の明示的な関係を理解し、適切な推論を行いますが、低頻度の語彙を含む、または修辞的、概念的に密集しているパッセージの複雑、または抽象的な部分の理解に課題がある。
・重要なアイデアとそれほど重要でないアイデアを区別する。
・明示的に表現されていなくても、パッセージの説明的な構成とパッセージ内の特定の情報の目的を認識することがよくある。
・パッセージ内の情報を組合せることができるが、パッセージが概念的に密集している、修辞的に複雑、または抽象的な場合は組合せが難しい場合があります。
TOEFL70点のリスニング(17.5点)
TOEFLリスニング17.5点(=上中級者)のレベルだと、話された内容のメイントピックを理解して、複雑の文同士の繋がりも理解できます。
高中級レベルでリスニングセクションのスコアを受け取った受験者は、通常、主要なアイデアを理解しています。
アカデミックな環境で行われる会話や講義の重要な詳細、会話と講義、難しい語彙、抽象的なまたは複雑なアイデア、複雑な文の構造、イントネーションのさまざまな使用法、および一連の発話にわたって追跡する必要のある情報を理解できます。
ただし、情報が密集している講義や会話は、情報が強調されていないと理解が困難になる可能性があります。
高中級レベルで得点する受験者は、通常、
・繰り返し、言い換え、または間接参照によって強調された主なアイデアや明示的に示された重要な詳細を理解する
・主要なアイデアを他の情報と区別する
・情報が豊富な講義や会話の延長部分にわたって情報を追跡し、複数の、おそらく矛盾などを認識する
・情報または例がどのように使用されているか(たとえば、主張のサポートを提供するため)、および情報の断片がどのように接続されているか(たとえば、物語の説明、比較対照関係、または因果関係の連鎖)を理解します。
・一貫してではないかもしれませんが、特に目的がイントネーションによってサポートされている場合に、話者が情報を提供する以外の目的で言語を使用する方法を理解します(たとえば、ポイントを強調する、同意または不同意を表明する、意見を表明する、または意図を間接的に伝える) 。
・講義や会話の隣接する部分からの情報を合成し、その情報に基づいて適切な推論を行いますが、講義や会話の別々の部分からの情報を合成するのは難しい場合があります。
TOEFL70点のスピーキング(17.5点)
TOEFLスピーキング17.5点(=中級者)のレベルだと、身近なトピックを簡単な英語で(逆を言えば、大人びていない英語で)伝えることができます。
中級レベルでスピーキングセクションのスコアを受け取った受験者は、通常、一般的なトピックや身近なトピックについて比較的簡単に話すことができます。
低中級レベルで得点する受験者は、通常、
■一般的なトピックや身近なトピックについて、少し躊躇してはっきりと話します。より複雑なトピックや学術的なトピックについて話すときは、より長い休止が目立ち、発音の誤りによって意味があいまいになることがあります。
■「and」、「because」、「so」に関連する基本的な文法構造からなる短いスピーチを生成します。より複雑な文法構造を必要とするより長い発話の試みは、文法の計画または修復のためのエラーおよび一時停止によってマークされる場合があります。一般的なトピックや身近なトピックについて話し合うのに十分な語彙を使用しますが、語彙の範囲が制限されていると、アイデアの表現が曖昧または不明確になることがあります。
■いくつかの要点やその他の関連情報を伝えますが、要約、説明、意見が不完全、不正確、または詳細が不足している場合があります。長い説明や複雑な説明には一貫性が欠けている場合があります。
TOEFL70点のライティング(17.5点)
TOEFLライティング17.5点(=上中級者)のレベルだと、馴染みのある、仕事関連の文章、メールなど、問題なく、上手に書くことができ、複雑な話についても問題なく伝わる文章を書けます。
高中級レベルでライティングセクションのスコアを受け取った受験者は、通常、一般的なトピックや身近なトピックについて英語で上手に書くことができます。 複雑なアイデアや学術的なトピックに関するアイデアについて書くとき、それらは主要なアイデアのほとんどを伝えることができます。
高中級レベルで得点する受験者は、通常、
・主要なアイデアのほとんどを含む複数のソースの要約を作成します。 ソースからのいくつかの重要なアイデアは、欠落している、不明確である、または不正確である可能性があります。
・問題について明確に意見を述べる。 一部のアイデアや説明は完全には開発されていない可能性があり、結束の欠如はアイデアの明確な進行に影響を与える場合があります。
・ある程度の設備で書いてください。 文法上の間違いや曖昧な/間違った単語の使用は、場所によっては文章を理解するのを難しくするかもしれません。
TOEFL70点のレベルになるまでの参考期間
最後に、TOEFLで70点になるまでの個人的な参考期間を紹介します。
僕は現在、海外で働くサラリーマンで、TOEFLでは90〜100点程度です。TOEFLで70点に至るには、TOEICで800点以上をマークしてから、海外生活で1年程度必要でした。
✔️TOEFLのスコアアップの軌跡
日本:TOEIC850点(=TOEFL60点)
・海外で生活スタート
・1年間、ESL等で1日1,2時間の英語勉強
→1年後にTOEFL70点
・1ヶ月間、1日3時間以上TOEFL勉強
→13ヶ月後にTOEFL81点
こんな感じです。
TOEFLの60点から70点になるには、少し期間があったように思いますが、これは、基本的にTOEFL対策として英語勉強をしていた訳ではないからです。
海外に行ってからは、基本的に日常英会話を伸ばすために、ELS(English Secod Languege)のクラスに通っていました。日常英会話力は向上できたと実感できる節は多々ありましたが、TOEFLでは学術的な専門単語がたくさんあるために、ELSのクラスを受けてはいたものの、スコアには繋がりませんでした。
なお、その後に、集中的にTOEFLの勉強をしたら、1ヶ月でトータル10点以上伸びました。TTOEFL80点のレベル感も紹介しているので、ぜひご覧ください。
【関連記事】TOEFL80点のレベルってどれくらい?【できることを紹介します】
まとめ:TOEFL70点のレベルは「英語でまあ生きていけるレベル」です
本記事は「TOEFL70点のレベルってどれくらい?」を紹介しました。TOEFL勉強の参考になれたら嬉しいです。
なお、TOEFLは「10点」を基準に、英語力のレベル感が明確に変わります。
大切なことは、自分がどの点数にいきたくて、どんな英語レベルに到達すべきかをイメージすることです。
海外サラリーマン視点でのTOEFLの10点ごとの点数別のレベル感をまとめているので、ぜひ参考に、自分の目指すべき得点をイメージしてみてください。
【関連記事】【一瞬理解】TOEFLスコアのレベル目安を10点ごとに解説【海外生活ベース】
アイビー・リーグに入れるようなライティングのコツも紹介しているで、ぜひブクマしてライティング上達のポイントに使ってください。
【関連記事】英語ライティング上達のコツは増やす・使う・確認する
読んで下さりありがとうございました。
本ブログ内では、この記事の他にも読書家海外サラリーマンDaichiの凡人なりの「英語」「読書」「資産形成」の成功実話を500記事以上紹介しているので、良かったらご覧ください。
では、良き英会話勉強ライフを٩(`・ω・´)و
レベル別の勉強方法
社会人独学でTOEIC850点以上をマークして海外で働き始め、現在は950点相当になった海外サラリーマン流の英語独学方法をブログ内でまとめています。
レベル別にまとめているので、勉強法をチェックしつつ、スコアアップに役立ててもらえたら嬉しいです。
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海外の大学の入学要件でTOEFL70点というがあった。。。
TOEICなら受けたことがあるからイメージつくけど、TOEFLの点数イメージはない。。。
TOEFLの70点ってどれくらいのイメージ何だろう?