どうも、Daichiです。
TOEIC 850点を取って海外で働いています。
こんな人にちょっと待ったです。
この記事を書いている僕は、海外で働くサラリーマンです。経歴的には次のとおり。
TOEIC勉強してハイスコア(850点)獲得
→海外キャリア獲得
→英会話できずコテンパンにされる
→英会話力が徐々にアップ
→TOEFL90点以上
この経験を通ってきて見えてきた『TOEICでは本当の英語力が上がらないですよ』話について紹介します。
TOEICでは本当の英語力が上がらない?
結論から言うと、
今の社会の仕組み上、TOEICを受けておいた方が圧倒的にメリットが多いですし、本当の英語力を求めるは一旦おいておき、TOEICを頑張りましょう。
ということです。
TOEICを受けるメリット
TOEICを受けるメリットは、ご存知のとおり、「日本でのキャリア獲得」ですね。
日本企業で英語力の認識としてTOEICが使用されている、と言うもと、
・ハイスコアがあると就活で有利
・ハイスコアがあると転職で有利
・ハイスコアがあるとバイトで有利
日本で「あなたの英語力はどれだけですか?」と言うのを数値化でき、社会的な認識が圧倒的に高いのが『TOEIC』です。
意見①:本当の英語力とは?
そもそも英語自身に「2つのツール」の役割があります。
ツール目的①:海外の方とコミュニケーションを図るためのツール
ツール目的②:日本社会で自分の英語力を示しキャリアを高めるためのツール
そして「本当の英語力」と言うと目的①だけが基本的に声高に言われています。
意見②:目的は何ですか?
ここで、ちょっと考えて欲しいことは「目的は何ですか?」と言うことです。
例えば、車の免許を取りたい人に
「免許を取るために勉強とか本質じゃないよ、車の運転をするには車の運転をしないと!」
と言っているのと、『英会話をしないと!』というのは実はあまり変わりません。
免許を取るのは義務であり、法的に罰せられるほどに効力が高い社会の仕組みです。
TOEICも「私は英語がこれくらいできますよ」と言うことを示す現社会の仕組みの中の方法です。
目的を混ぜてしまうと方法、方向性が定まらず到達が遠のきます。
目的を見据えましょう。
意見③:TOEICは通過点です
また、英語力のレベルでみると「TOIEC」で800点、900点取ろうが、海外での英語レベルで見てみると「ようやくスタート地点」と言った感じです。
TOIEC800点くらいだとアメリカの大学に「申込み」ができるレベル(TOEFL60点程度)になります。
TOEICで勉強の人たちが必ずしも「海外の大学」に行きたいとは限りませんが、大学に入れる程度の英語力「授業を聞き、理解し、書き、発表する力」があるというのは『本当の英語力』の1つでは?とも感じます。
意見④:英会話力は覚悟と環境の影響が大きい
単純な「英会話力」を「本当の英語力」とするならば、鍛錬は必要なく「覚悟」と「環境」が必要です。
例えばですが、アメリカの言葉で英語で育てば基本的に英語が話せるようになりますし、本人たちも意識的に鍛錬しなくても「話せるレベル」になれます。
そのため日本人が英語ペラペラな英会話力をつけたいなら「現在を捨てて海外に行く覚悟」と、そうして手に入れた「英語で四六時中話す環境」を手にしたら英会話力でいう本当の英語力は身につけられると思います。
✔️注意:英会話に流れるのは、簡単で、高額で、「その気」になれます
これを言うと、英会話を頑張る人に申し訳ないですが「英会話」は割とすぐに「成長した!英語できる!」とその気になれます。
なぜなら日本人は教育上、リーディング・リスニングと比較してスピーキングの練習をしてきておらず、習得レベルが低いからです。
日本人は「リスニング・リーディング」を長年教育されているので、ある程度は「自分の中での結構勉強している状態」で成長が見えづらくなります。一方で英会話は100%のうちで例えるなら5%~10%程度(想像)のレベルでして、10%程度を60%程度に伸ばすのは、方法は簡単ですし、時間もかかりませんし、自分も成長している充実感を得られます。
ただ、目的を見落としていませんか?
元の目標から逃げているだけではないですか?
勉強の先で「こっちが自分が本当に向かいたかった先なんだ」と気づいての修正ならOKですが「無意識のうちに目的から逃げている状態」だと、おそらく最終的にたどり着きたいレベルに到達する行程としては遠回りになります。
✔️注意2:逆の立場に立ってみよう
「日本で仕事をしたくて日本語を勉強してきた2人の申込者」がいたとして次の二人がいます。
・Aさんは、難度高めの読み聞きを鍛錬し、日本語検定1級持っている人
・Bさんは「本当の日本語力は会話だ」と会話だけを行い、検定での難度高めなことはできない人
おそらく、大企業で高度な日本語理解力が必要な仕事を求めるにはAさんを、アルバイトのお客さん対応などではBさんを採用しますよね。
要は目的次第です。
英会話=本当の英語力論、に関してまとめると、
今の社会の仕組み上、TOEICを受けておいた方が圧倒的にメリットが多いです。
TOEICをクリアすることで、基礎となる下地を作ることができ、さらに資格としてのキャリア獲得にも繋がります。
TOEICの目的がハイスコアの資格獲得なら、俗に言われる「本当の英語力=英会話コミュニケーションツール」を求めるは一旦おいておき、TOEICを頑張りましょう。
まとめ:目的を操作されている危険性に目を向けよう
本記事は『TOEICでは本当の英語力が上がらないですよ』話について紹介しました。
誰かが何かを勧める時は、何かしたらの意図が隠れています。
もちろん、この記事にも「目的の操作」が隠れています。
理由は単純で、
僕は自分のTOEIC勉強で、割と遠回りをしました。
そして運よく海外の外に出れるレベルに達して、世界に出てみたら世界の英語レベルは驚くほど高いことに、衝撃・情けなさ・日本の中の英語教育と英語ビジネスに問題意識を持ちました。
TOEICである程度の高得点を取った者・海外に出た様々な国の英語力を見てみて、「いやいや、TOEICで点数上がらなくて悩んでいる人に、『本当の英語力』というワードをダシに、目的の違う道に誘導するのはオカシイでしょ。」と感じたからです。
そして自分や友人を比較した時の違いを観察して、自分なりに現時点でベストだと思う方法を伝えたいと思っています。
ブログのような無料情報は価値が低い、という言葉があるので、この記事の価値なんてたかが知れているかもですが、、、
有料情報は価値が高い、なんていう言葉もマヤカシですからね笑
情報を見極める力を養いつつ、堅実に自分の目的にあった英語勉強を進めてもらえたら嬉しいです。
最後にですが尊敬する楽天の創業者、三木谷さんの言葉です。
Set clear goals for your action:The bigger question is: No matter whether you are taking major strides or baby step, are you heading your goal? If you set targets to measure your success, your actions will become more meaningful.
あなたの行動に明確なゴールを定めよう。より大きな質問は、「大きな一歩を取ろうが、小さな一歩を取ろうが関係なく、あなたはあなたのゴールに向かっていますか?もし成功を測るための目標値を定めたなら、あなたの行動はより有意義になります。」
色々と生意気な意見を述べましたが、本質的な点だけまとめると、
TOEICハイスコアで資格を得たいという目的ですか?
それならTOEICスコアを目標値におき、英会話の勉強をするのはやめましょう。なぜなら、現在多くの企業で採用されているTOEICの形式に、英会話を測る項目はないのです。
と、これだけです。
目的の操作によって、お金も時間も違う方向に流れてしまうのを本当に避けてもらいたい。。。
読んで下さりありがとうございました。
では、良き英語ライフを ٩(`・ω・´)و
DreamArk(夢の方舟)流の勉強法
社会人独学でTOEIC850点以上をマークして海外で働き始め、現在は950点相当になった海外サラリーマン流の英語独学方法をブログ内でまとめています。
レベル別にまとめているので、勉強法をチェックしつつ、スコアアップに役立ててもらえたら嬉しいです。
初心者の方
・【初心者向け】TOEICの点数アップでやることは『3つだけ』です
・【公開】TOEICのおすすめの勉強方法のすべて←ブクマ必須
600点を目指す方
・【経験談】TOEIC600点への点数の伸ばし方【反省点も語る】
800点を目指す方
・【攻略法】基本的に社会人のTOEIC勉強はシンドイです【800点を超える方法】
TOEICに疲れた方
TOIECでは本当の英語力がつかない、って言ったけど、それって本当なの?
英語力をつけたいからTOEICの勉強を始めたのに、、、
英語力が上がらないなら勉強する意味ないじゃん。発音の練習をすると良いみたいだから発音の練習しよーっと。