【大切】英語のリスニング力を伸ばすのに絶対に守るべき勉強手順

どうも、海外サラリーマンDaichi（@Daichi_lifeblog）です。アメリカ、ヨーロッパ、日本で英語を使って働いています。TOEICは950点ほどです。

英語のリスニングを伸ばしたいから、英語のリスニング方法を知りたい。

でも、勉強方法は山のようにあって、何からはじめたら良いのかわからない。。。

リスニングを遠回りすることなく勉強するのはどうすれば良いんだろう？

こんな疑問に答えます。

この記事を書いている僕は、社会人になってから英語勉強を始めた純ジャパニーズです。社会人になってからも英語勉強をすることで力をつけることができ、今は海外で働くこともできています。

この勉強の過程の中では、たくさんの遠回りをしたり、意味のないリスニングを勉強をしてしまいました。これからリスニング勉強を始めようとする人が同じような失敗をしないように要点をまとめていくので、参考になれたら嬉しいです。

本記事は『英語のリスニング力を伸ばすのに絶対に守るべき勉強手順』を紹介します。

1 【徹底比較】世の中にあるリスニング勉強方法まとめ
2 間違ったリスニング勉強方法とは？本質を語ろう。
3 正しいリスニング勉強方法とは？
4 まとめ：正しいステップで英語を学んで、英語を武器にしよう

【徹底比較】世の中にあるリスニング勉強方法まとめ

世の中には無数にリスニング勉強方法があります。これらを簡単にまとめておきます。

全体像を知っていると損なく勉強できるので、１度は確認しておきましょう。内容には、実際に取り組んで見た主観が入っていますのでご容赦ください。

リスニング勉強方法がこのようにまとめられているテーブルはほとんど存在しないので、ぜひチェックしておいてください。

✔️リスニング勉強方法比較

メソッド	内容	適切な TOEIC レベル	初心者効果
ディクテーション	英文を聴きながら、話された英語を書き下ろす方法。短文ごとに進めるのが特徴で、精聴力のUPに適しています。	全般	◎
春名法	リスニングをせず、日本語訳を読んでから英文をリーディングし、リーディングできるようになったら英文を読みながらリスニングする方法。確実に英文理解をしながら進められるので、初心者にはとても効果的な方法。	〜800点	◎
シャドーイング	英語で発音された音源に合わせてかぶせるように自分で英語発音する方法。上級者向けで通訳者の訓練方法などに用いられるもの。初心者は理解できません。	700点〜	◯
ヒアリングマラソン（井上法）	長時間の英語をひたすら聴きまくるリスニングのマラソン。初心者にはさっぱり意味ないが、上級者は確実に英語脳を作りあげ、様々な英語発音に慣れることができます。井上法では1000時間のリスニング精聴を1つの目標とする。会話文やプレゼンが題材の中心になるので、英語ボリューム的に効率が良い。	700点〜	◯
Youtube法	Youtubeの英語題材を聞いてリスニング力を伸ばすもの。初心者には向きません。東大生ができるのは、英語の基礎力が十分にあるからである。会話形式のものも多く見つけられるため、理解しながら進めやすい。一方で、観るチャンネルによりますが、映像シーンも多く、勉強効率としてはヒアリングマラソンより下がります。	700点〜	△
英語映画学習	英語を見ながら英語のリスニング力を高めるもの。勉強効率は悪いけど「面白い」「楽」という点で英語モチベのキープには効果あり。勉強としてカウントしない方が良い。上級者からは爆発的な効果が高まる。映像シーンも多く、勉強効率としてはヒアリングマラソンより下がります。	700点〜	△
カランメソッド	英語のみで行われる勉強方法。レッスンすべてを英語で行うことで英語脳を作り込むダイレクトメソッド（英語のみ勉強法）の1つ。リスニング・スピーキングを通して、英語を１から（文法などから）勉強する内容になります。第二言語習得理論の流れと異なり、母国語での知識習得を無視した非効率な方法。でも英語を使っている気分になれるので人気。上級者には効果が高い。	800点〜	△
ベルリッツメソッド	母国語を介さず、習得したい言語だけを用いるダイレクトメソッドの1つ。その言語で言われたことをそのまま理解・反応できるようになる独自メソッドで、130年以上にわたり世界中で使われています。これから小学校〜中学校の9年くらいかけるのであればこの手法でOKだと思う。カランメソッドと同様に母国語の知識を使わない分、理解が遅くなり、時間がかかる。	800点〜	△
DMEメソッド	先生が英語で行ったことを生徒が2度以上、英語で反復していく方法。こちらもダイレクトメソッドであり、初心者には非効率です。	800点〜	△
ネイティブと会話	ネイティブとの会話を通して英語リスニング力を高めていく方法。教師側の腕によるところが多いけど反復性に乏しく、体系立てて進めることも難しい。	800点〜	△
海外ニュースを聴く	CNN10など、海外のニュースを英語で聞いてリスニング力をあげる方法。ニュースで使われる英語はとても綺麗な一方、正直ベースでハイパー難しい。リアルな海外ビジネスマンが３年間海外に住んでいてようやく理解できるようになるもの。英語初心者がこうした材料をもとに勉強を進めるのは、勉強の体系的にも語彙のレベル的にもズレ過ぎているためにおすすめできない。語彙を増やす、生の英語に慣れる上で、超上級者（TOEIC950点以上）におすすめの方法です。	950点〜	×
洋楽勉強	洋楽を聞いて、洋楽を通してリスニング力を鍛えるもの。日本人として、日本人の子供が日本語のJ-POPなどで日本語のリスニング力を鍛えていたら「大丈夫ですか？」と言いたくなる。つまり、非効率。	950点〜	×
英語聞き流し	BGMのように、英語を聞き流す方法。正直、まったく意味がない。歌のない音楽の音を（BGM的に）聞いてるだけで、英語力の向上に繋がらない。海外在住経験5年以上でも意味はないと思います。冷静に考えて欲しいです。たとえば今から一生、家の中で「インドのラジオ」を流し続けたとして、ヒンドゥー語が聞き取れるようになるはずがありません。インドのラジオは一生、家の中のインドっぽいBGMで終わるでしょう。海外5年以上の在住者でも英語のラジオを聴くときには集中しないと聞き取れないというのに、、、真剣に英語力を伸ばしたい人をバカにした代物。	効果なし	×

参照：Reading Rockets Dictation
参照：40歳オーバーでニート状態だったぼくが初めてTOEIC　L&Rテストを受けていきなり930点取って人生を劇的に変えた、効果絶大な英語勉強法
参照：VOA English Improve Your Pronunciation By ‘Shadowing’ Others
参照：ヒアリングマラソン
参照：You tube英語勉強法
参照：ディズニー英語学習の効果は上級者になってから爆発的に伸び始める
参照：Callan Method Organisation
参照：What is the Berlitz Method? | Berlitz

間違ったリスニング勉強方法とは？本質を語ろう。

世の中的に、たくさんの「まちがったリスニング勉強法は、・・・」みたいな記事がたくさんあります。そしてこの記事の1つになってしまうかもですが、、、ただ、全ての「間違ったリスニング勉強法は、・・・」に共通した「本質の問題」は次の次の2点だけです。

✔️間違ったリスニング勉強方法の本質

本質①理解できないもの

本質②無駄が多いもの

本質①理解できないもの

世の中では、人それぞれで、それぞれのメソッドの良し悪しを言いつつ、「あれはOK」「これはダメ」的なのを言っていますが、本質的なところは「リスニングした内容を理解していないと、全く意味ないですよ」ということだけです。

だから特定の方法が悪いとかではなく、勉強者の英語レベルと、リスニング教材の難易度がマッチングしていないだけです。

結局のところ、大切なのは「自分が大筋理解できる」レベルのリスニング教材を聴きつつ、音を拾えるようになることが重要です。

本質②無駄が多いもの

ここは線引きの難しい点ですが、当然ですけど、英語勉強には効率の良し悪しと、楽しい楽しくないといういった感情的な側面のバランスが求められます。

英語の教科書をただ英語録音されたものをただただ聴き続けるのは、相当な英語に対する思い入れがない限り、罰ゲームみたいなものです。

結論をいうと、自分の興味ある分野で英語会話量・スピーチ分量の多いものを選ぶが吉。ということです。

正しいリスニング勉強方法とは？

正しいリスニング勉強は、そもそもリスニング以前の土台作りから始まります。

✔️正しいリスニング勉強手順

手順①アルファベットと発音を覚える

手順②単語を覚える

手順③リーディング力を鍛える

手順④リスニング力を鍛える

詳しくは【完全マップ】目指せ海外！英語力ゼロからの完全英語勉強法で紹介します。これを踏まえ、手順④の段階で何から始めれば良いのかというと、次の方法がおすすめです。

春名法：日本文→英文→英語音源

日本で英語勉強するなら、まずはTOEICにコミットして、英語リスニング力を伸ばしていきましょう。そっちの方が将来に役にたちますので。

手順としては、

・リスニング音源の日本語訳を読む

→リスニング音源の英文を読む

→英文を読みつつ、リスニング音源を聴く

これをとにかく繰り返して、「理解×音のイメージ把握」をとにかく進めていきましょう。詳細は【英語学習TOEIC】850点以上の海外サラリーマンが語る初心者はこれだけで良しなおすすめ参考書厳選３つをどうぞ。

ディクテーション

また、TOEICでは会話量の少ないリスニング問題があります（パート１・２）。これらの音源を聴きつつ、英語を書き下ろしていきましょう。ディクテーションのポイントは「聞こえない単語を聞き取ろうとしないこと」です。

そもそも、発音というのは雑なものです。日本でも「こんにちわ」という発音を「ちわっ」みたいにいうことがありますが、英語も様々な場面でこうした表現の仕方があります。

そのため、ディクテーションする時は「ちわっ」と聞こえるのですが、「ウンウン、今のところは「こんにちわ」と言ったのだろう」くらいでOKです。よく「全然1つ1つの音が聞き取れなくて、、、ディクテーションができません、、、」という真面目な方がいますが、気にしなくて大丈夫ですよ。だって、そもそも全部を発音していないんですから。

「ちわっ」というリスニング音源を聞いて、なんども巻き戻して「こんに」のところを聞き取ろうとしても、わりと徒労に終わる&聞こえません。だって言っていないんですもん。

効率的に勉強を進める上でも、聞き取れない単語は聞き取れないままにしつつ、文意として重要な部分が聞き取れているのかにフォーカスして進めていきましょう。