どうも、Daichiです。
海外で生活しながらブログ運営や勉強会をしています。
<アルバイト3日目に向けたある日の会話>
Daichi「〇〇さん、次回はいつバイトに入れますか?」
雇い主「あーDaichiくん」
Daichi「はい??」
雇い主「いつもアルバイトありがとうね。次回は〇〇日が大丈夫だけど、、、1点。日給の件なんだけど、作業量を考えて次回から1000円減給しても良いかな?」
Daichi(内心:う、、、辛い)外目:「はい、大丈夫ですよ!次回もお願いします!」
こうしてわたしはアルバイトを減給されました。
まあ1人でバイトしていたら何とも思わなかったんでしょうけど。
幸か不幸か。この時のバイトを同時期に始めた人たちもいまして
友人A:偏差値52。減給なし
友人B:偏差値55。減給なし
友人C:偏差値63。減給なし
Daichi:偏差値65超。減給される
ツラいできごとでした。
目次
稼ぐ力とは?高学歴になってみて思う僕なりの答え←#稼げる力に偏差値に関係ない
稼ぐ力とは何か?高学歴になってお金をもらってみて思う経験談から紹介します。
僕は不器用
アルバイトの内容は屋外で家に塗装をするお仕事。
バイト初期の段階では、いかに効率よく、綺麗に、早く、外壁に塗装できるかが問われるもの。
そのバイトを友人たちと始めて早々の悲劇でした。
日給9000円は大学生1年生当時のわたしには破格にも思えて始めたもの。
でも手先が不器用で、大きなことをザクザクと進めていくことが苦手。
チマチマしたことをコツコツと続けることは得意ですが、外壁塗装では前者の力が圧倒的に効率を左右しまして、わたしはものすごく進みが遅かったです。
全ての作業がおそい
「要領を捉えて、聞いたことサクッと始められる」能力って結構大事だと思います。
わたしは聞いたことでもメモをして、メモを確認しながら1ステップずつ慎重に慎重に進めていくタイプなのでとにかく遅い笑
図工・家庭科のクラスなどは常に最後まで作業していたタイプです。
これは訓練でいくらかは改善できます。
でも、人間の性質はそんな簡単に変わるわけでもなく、バイトとして短期間で新しいことを要領よく素早くこなしていくのは自分に合わせずに、焦り凹み、情けなくなる日々でした。
稼ぐ力とは?←#稼ぐ力に学力の偏差値は必ずしも比例しません
ここで痛感したことは「稼ぐ力」に必ずしも偏差値が比例しない事実です。
学力の偏差値が高いからといって、ある職業で必要とされる力を発揮できる訳ではありません。
そもそも学歴でいう偏差値とはなんでしょうか?
偏差値=(自分の得点ー平均点)÷標準偏差×10+50
標準偏差とは、得点の散らばりを表す数値になります。
大雑把に言うと「テスト受けた人の真ん中を50として、そこから上や下にどれくらい離れているか」という位置を示すものです。大学受験でみられる偏差値は「学力」を測るものでして「稼ぐ力」とは一致しません。
稼ぐ力とは?という問いに対する僕の結論は、”「偏差値と稼ぐ力は必ずしも一致しない」”。
稼ぐ力に本当に必要なこと
「勉強しなさい、お給料を高く、安定した仕事に付けるから」
幼い頃から、宗教的に教わってきたオマジナイが全てに通用する訳ではなく、「学力が高い=頭が良い=稼げる」と言う構図が崩壊した瞬間でした。
もちろん、学歴社会の名残がある日本社会では一流大学を卒業した、と言う事実だけでも良い会社に入れることがあります。
その旨味を得て、稼ぐ価値に相当しないのにそのポジションを獲得してお金を得ている人は少なくありません。
稼ぐ力とは、偏差値が高くあることではありません。稼ぐ力とは、求められる価値に対して、適切なスピード・クオリティーでモノ・サービスを提供できることです。
稼ぎの本質を考えさせられる貴重な体験でした。
『稼ぐ力』の構成要素:「仮面」の威力を知り、稼ぐ力を学ぶ
組織の中では、偏差値に始まる「仮面」の力は絶大でして、アルバイトでも私だけが減給されたバイトの種類もあれば、「私だけがバイトに採用される」ことができ、そもそも友人達は同じ舞台に上がれない分野もありました(高額な家庭教師バイトであったり、塾のバイト等です。)
そんな風に自分の培ってきた「能力」がニーズにマッチして、高付加な値段になりうる場所を見つけることで、周りよりも効率的にお金を稼ぐ方法に身をおき、いわば過去の努力を糧に「時間効率よく稼ぐ」ことも体験をしました。
塗装のバイトや、家庭教師のバイト経験を通してバイトの視点から社会で稼ぐ力を学びました。より高い収入を得るために必要な稼ぐ力を発揮するには、
✔️ 高付加価値で量のあるニーズが必要(マーケット力)
✔️ 自分の過去の「権威」が働く(専門性)
✔️ 自分の力をアピールできる(発信力・表現力)
まとめると、
このあたりの力が重要になるのだと気づきました。
『稼ぐ力』のダークサイド:過去の権威は本質を害する
1つ、ここで苦しいのは、過去の権威は本質を害するということです。これは、評価社会では難しいのかもしれませんが「過去の権威」による評価は、社会の偏見のメガネの先に見られています。
大体の構図は「頭が良い=仕事ができる」と言う偏見でして、これは本質的ではありません。
「君は東大生のくせにこんなことも出来ないのか」
と言うワードを聞いたことがありますが、「東大生のくせに」って言う、、、なんだその偏見?東大生だからって、コンビニのバイトのレジ打ちの方法を最初から網羅している訳でもなければ、東大生だからって誰しも皿洗いを偏差値50の人の数倍の速さで洗える訳ではありません。
過去の権威が強く働く社会であればあるほど、仕事ができるできないの本質からは遠い世界で人が判断されるようになります。
まあ悲しいことにこれも1つの本質なんだ、ということを説くのは著書人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっているです。
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伝説的なブログ『分裂勘違い君劇場』を中心に、
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本書を読み終えた後には、誰もが人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている
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◇控えめに言って人生を変えうる悪魔の書なのでみんな読んだほうがいい
◇こんなに実用的な心理学の本は初めてだ!
◇恐らく世界で初めての、実際の生活に応用できる行動経済学の本
◇「うわぁ」と声が出るぐらい面白かった
◇控えめに言ってやばすぎ。読むだけで人生変わる本ってそうないけど、久々にきた
◇この本を今の歳で読めたことは、ものすごい幸運だった
◇「錯覚資産」という概念はすごく面白くて、個人的には「悪いファスト&スロー」だと思ってます
権威にカコつけて稼ぐ自分に悲しくなる
さて、アルバイト減給事件から、今度は稼げるバイトをして旨味を得て、そのさきに待っていたことは「権威にカコつけて稼ぐ」自分に対する虚無感です。特にこの色は組織や属する団体が大きくなればなるほど強く感じるようになります。
なぜなら大きな組織の中では「稼ぐ」と言うことからなかば隔離されたような職場もあるものでして、稼ぐ(=世の中に相応な価値を提供している)という実感なしにお金を得るという不思議な感じ。
虚無感。
ある時、ユニクロの柳井さんの著書現実を視よを読んだ時にハッとしました。
「資本主義の精神」を忘れた日本人この言葉にドキッとしました。私は自分で稼ぐ力に不安がありました。 今まで1人で稼いだことがなかったからです。
今は少しだけ、稼ぐことにトライし始めています。稼ぐとは、社会に価値を提供できる能力。
『「誰かが変えてくれるだろう」
そう思っているうちはいつまで経っても何も変わらない。』
日本の働き方に関して考えさせられる良書でした。
偏差値の話に戻すのであれば、偏差値を追うことは稼ぎを追うことではありません。
偏差値至上主義がもたらす「学力が高い=頭が良い=稼げる」の構図は、本質的な稼ぐ力を考える機会を曇らせてしまします。
『個人で稼ぐ』ということ。僕は0から社会に価値を生み出せるのか?
個人で稼ぎ始めた理由はいくつかありますが、その1つの理由が稼ぐことの力を養いたかったからです。さらに言うと「稼ぐ=社会に価値を提供して直接的に報酬を得る」ことを知っておきたかったからです。
この感覚があるかないかの自分で人生でチャレンジできる活動の幅は大きく変わります。
関連:自分の力で稼ぎたい。個人で稼ぐ時代の再到来。自分の稼ぎのプラットフォームが人生の可能性を格段に拡げる
個人で稼ぐ意識がない人は、個人でモノを生産して「人にお金を払わせる」ほどの価値を提供する力が伸びません。一方で、個人で稼ぐ力がある人は、自分の時間で使って「人に望まれる」価値をうみことができます。
仮に今後、何かのおりに社会の海に放り出された時にどちらが生き残れるかは言うまでもありませんよね。この力は養って損がないと思います。
個人で稼ぐ力を養って、上位を目指す
個人で稼ぐことに対して素人な私ですが、ブログの運営、資産形成を通して「個人で稼ぐ力」を少しずつ伸ばしています。
どこまで個人の力を伸ばす必要があるのか、と言うと具体的な目標をそろそろ決めようかと思っているところでして、参考にしているのが藤原和博さんのいう「100万人に1人」の人材です。
関連記事:三つのタグで自分の価値を上げよ!『すべての教育は「洗脳」である 21世紀の脱・学校論』堀江貴文| 読書書評
ここで1つの指標になるのが「100万人に1人になるためには1/100万人」を目指すのではなく「1/100 × 1/100 × 1/100 = 1/100万」と3つの「上位1%」を掛け合わせることです。これを通してブログやwebマーケットの世界で上位1%になれるかなと思ったんです。
調べてみると、ブログの世界では次のような分布になっています。
リサーチバンク調べ
上位1%になる指標は「一日の平均アクセス数が1000-2000程度」。低めな見積もりで見ておくと月間で3万PVのアクセスに到達できれば上位1%に食い込むことができます。
今できることで、着々と自分のタグを整えつつ、個人で稼ぐ力・資産を形成する力を伸ばしています。
まとめ:稼ぐ力に『偏差値』は必須でない
学力だけで人を測るものではない、と言うのはまさにその通りです。
「偏差値の高さ」に「稼ぐ力の高さ」があてにならない事実があったことのように、偏差値だけを求めれば大丈夫、と感じている人や、そう思っている親の方に普段とは別の視点に気づけてもらえたら嬉しいです。
加えて、偏差値の低さは稼ぐ力に関係ない舞台もいくらでもあり、その可能性を感じてもらえたら嬉しいです。
読んでくださりありがとうございました。
ぜひまたお越しください。
▼本記事内紹介本
・人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている