読書量と年収
どうも、海外サラリーマンDaichi(@Daichi_lifeblog)です。Instaを通して2000人以上の人と読書交流をさせてもらっています。
*先日、Insta上で企画を実施し、読書好きの人たちにオススメしたい素敵な「厳選集」ができたのでぜひご覧ください。
【総勢42名】読書好き!Insta読書家たち厳選『この夏に読みたいあなたの1冊』おすすめ本を一挙大公開!
こんな疑問に答えます。
この記事を書いている僕は、国外で働く海外サラリーマンです。凡人でしたが読書を活用することで、海外サラリーマンとなって年収が200万円以上UPしました。
年収はないよりあった方が良いですよね。
高収入の人たちに共通することの1つは、一般的な人よりも読書量が多いことです。見方を変えると、読書量を増やすことで年収を増やす可能性を高めることができます。
本記事は「年収と読書量の関係」について紹介します。
目次
年収と読書量は正の相関があります→読書量が多いと収入UP
年収と読書量はどのような関係になっているのか?
読書を多くする人が年収が高いって言うのは本当なのか?
アンケート調査をもとに紹介します。
読書費用が多いと年収も多い
2009年 日経新聞の調査で次の結果が報告されています。
月額書籍購入費について、
・年収800万円以上の人は平均2,910円
・年収400万円~800万円の人は2,557円
・400万円未満の人は1,914円
この調査結果では、年収800万円以上の人は年収400万円未満の人の約1.5倍ほどの読書量があるという結果になります。
読書にかける費用が高い人ほど年収が上がっており、正の相関が見られます(読書をすればするほど収入があがります)。
年収が高い層は読書家率も高い(割合)
次に年収の高い層は「月に何冊読むのか?」という点について紹介します。
雑誌「PRESIDENT」が実施したアンケートによると年収と読書量の関係を次のように発表しています。
月に4冊以上本を読むと答えた割合
- 年収1500万円以上 :34.6%
- 年収800万円台 :17.8%
- 年収500万円台 :17.0%
年収が1500万円を超える人たちの月4冊以上の本を読む読書家の割合は、1000万円に届かない人たちに比べて2倍ほどにのぼります。
また、800万円台以下と年収1500万円以上では、明らかに月4冊程度に境界があるようにも見えます。
上の結果からいうと、年収1500万円のような高給取りを目指すのであれば、最低でも月4冊を基準にしておくと良いと思います。
年収が高い層は読書量が多い(平均値)
一方、割合では「実際に、年収○○○万円クラスの人は平均でどれくらい本を読んでいるんだろう?」ということが分かりません。
そこで、さらに詳細な調査を実施したアンケートを紹介します。少しデータは古いですが、JPICが実施した「読書実態と意識に関する調査」(平成21年度)では年収別の読書量の分布を紹介しています。
こちらも分布なので、読書量と年収の関係を知る上では、少し分かりづらいですよね。そこで、年収別の読書量の平均値を上のテーブルから算出し、グラフ化しました。このことから分かる平均値としての「読書量と年収」の関係は次のとおりです。
なお、横軸は「世帯年収」をさしています。ここで、一般サラリーマンの年収を考えると、おそらく天引き前の年収が300万円以下になるのはケースとして少なく、300万円未満は大学生やパート(またはサラリーマンでも勤務年数が極めて浅い)での収入になると思うので、グレーで示しています。
つまり、青色で示しているバーが、サラリーマン想定の年収幅でして、青バーグラフで比較すると、年収が増えると読書量の平均値も増える、つまり年収と読書量の平均値に明確な正の相関がありますよね。
大富豪たちは基本的に読書家
アメリカ「Business Management Degree」での調査では、ビル・ゲイツ氏やウォーレン・バフェット氏を含めた富豪たち(ミリオネアたち)と年収の低い層の読書量の違いを比較しています。
・お金持ちの88%が1日30分以上ビジネス書などを読む(「年収300万以下層」は2%)
・お金持ちの86%が読書家である(「年収300万以下層」は26%)
お金持ちの9割弱が1日に30分以上の読書をしています。年収の低い層と比較すると読書量の違いは明白で、読書量の多さが年収の高い要因であることが考えられます。
大富豪の読書習慣を次の記事で紹介しています。読書が大富豪たらしめる実例を知りたい人はぜひご覧ください。
【関連記事】夏休みの大人の過ごし方|ビル・ゲイツを支える隠れた読書習慣なんてどうでしょう?
なぜ読書量が増えると年収が増えるのか
「いやいや、お金に余裕があるから読書量が増えるんでしょ」
「いやいや、読書量が多いからお金持ちになるんでしょ」
さて「ニワトリ卵議論」の勃発です。この章では、読書量が増えると年収が増える理由について紹介します。あくまでも持論ですので、参考までにご覧ください。
年収とは何で決まるのか?
Twitterで話題になっている著書『人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている』は人生で成功していく社会の仕組みを痛いほど痛快に紹介しています。
この本では、高い評価を得て成功していく(=年収が上がる)ために、実力だけでなく「錯覚資産」と定義される「「勘違いさせる力」について言及しています。
この本を読んでいると、「確かに、「実力」というのは実に曖昧なものでして「成果をどう表現するか」ということは非常に大切な力だなあ。」と実体験(僕自身が仕事をしていて感じていること)と照らし合わせながら共感できる内容でした。
成功して高収入を得るには「頭が良い」「たくさんのインプットを持っている」よりも『「すごい成果」と勘違いさせるアウトプット力』を評価初期の段階で上手に示せることが重要ということです。
*「錯覚資産」「勘違いさせる力」の詳細は本書を参考にしてください。
» 人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている
この1冊に書かれていることを理解して応用すれば社内評価アップはもちろんのこと、TwitterやFBのフォロワーアップ、現在属しているコミュニティーでの高評価を得ることができると思います。まだ読んでいない人は一読の価値ありです。
読書はアウトプット力を高める
年収を高くするために必要なことは「すごい成果と勘違いさせるアウトプット力」と紹介しました。ではこの「勘違いさせる力」はどのようにすればつくのでしょうか?それを養成するために非常に効果的なことが「読書」なのです。
読書が脳に与える影響を研究する東京大学大学院の酒井邦嘉教授は次のように読書の効用を述べています。
「読書と言っても、そういう言葉だけでは実はなくて、視覚的に映像を頭の中に想起するとか、過去の自分の体験と照らし合わせて対比して考えるとか、自分で得られた情報から更に自分で自分の考えを構築するというプロセスがはいってくるので、人間の持っている創造的な能力がフルにいかされることになります」
すこし難しいですが、つまり『読書をすると、考えの構築力が上がり、想像力を活かすことができるようになる』ということだと思います。
どんなに素晴らしい成果でも「構成が難しく、理解できない内容」では評価をもらえませんよね。
別の例で言うなら、「どんなに素晴らしいアイデアでも、カタチにするまで構築できないとガラクタに変わりない」と言うことです。
良質なアウトプットをするためには「構築された思考」が大切で「思考を構築できるようになる」ために読書が効果的です。
つまり、良質なアウトプットに読書は効果的です。
読書量が増えると年収が増える
まとめると、
年収が増えるには評価(自分の価値)をあげることが必要
→評価を上げるために良質なアウトプット力が必要
→良質なアウトプットをするために読書の効果は高め
読書は「自分の考えを構築するプロセス」であり、良質なアウトプットを支える思考の養成に繋がります。そのため、「読書量が多い」と「年収が高い」は相関関係にあるのではないのかと考えます。
年収をUPさせるお金持ちになる読書量と読書方法
年収をUPさせることができるお金持ちの読書のポイントは次のとおりだと思います。
実際、僕はこの方法に取り組むことで、海外サラリーマンに転身したり、現在は100万人に読まれる当ブログをつくる力に繋がりましたので、有効性は高いと思います。
✔️年収をUPさせるお金持ちの読書のポイント
⓪有効な読書量:最低月に4冊
①新しい内容にふれる
②多面的に読む
③ニーズの高い分野をおさえる
⓪有効な読書量:最低月に4冊
上で紹介したとおり、読書量とお金持ちの割合に次のような特徴がありました。
✔️月に4冊以上を読む割合
・年収1500万円以上 :34.6%
・年収800万円台 :17.8%
・年収500万円台 :17.0%
明らかに、年収1500万円の領域で境界があるように思われます。そのため、次のことは念頭においておきましょう。
★ポイントになる読書量
読書を通して収入UPを目指すには、最低でも月4冊の読書量を確保する!
また、読書量だけでなく、読書方法のポイントも次から紹介します。
①新しい内容にふれる
年収をUPさせるお金持ちの読書のポイントの1つは「新しい内容にふれること」です。
新しい内容にふれることで、頭が活性化されますし、記憶力や思考力を高める手助けにもなります。
世界の大富豪で知られるマイクロソフト創始者のビルゲイツの読書本をみるとわかります。パソコンの黎明期をつくったビルゲイツですが、読書についてはIT関連を読むだけではありません。小説、教育、経済、貧困など、様々な分野の本を読むことで、完成を高め、脳を活性化し、豊かな見識を拡げています。
具体的にはビルゲイツのブログ「Gates Notes」をチェックしましょう→Gates Notes
②多面的に読む
年収をUPさせるお金持ちの読書のポイントの2つ目は「多面的に読むこと」です。
例えば、外国の人とコミニュケーションをとるときに、結論ファーストで行くか、挨拶から入っていくのか、手札の数が多ければ多いほど、良好なコミュニケーションが取れるようになります。
例えばアメリカでは「結論ファースト(アンサーファースト)」が好まれますが、それを知らずに日本人的にクドクドと話していたらビジネスパートナーとして見てもらえません。
こうした知識の得方は、読書の方法にも関連します。例えば、対人関係力を高めたいときに「会話の手法」を学んだとして、対日本人向けの本、対アメリカ人、対西欧人、対アジア人でそれぞれ方向性が異なります。それらを違いを理解しないで対日本人向けだけを読んで「よし、会話の方法は、あいさつから始まって、外堀を固め、、、、」とその手法だけを頼りのしていてはコミニュケーションの幅は拡がりません。
多面的に読むことで、自分の引き出しを増やすことができ、様々な状況に対応できる柔軟性をもった人材になることができ、結果として重宝されるのでお金持ちになりやすくなります。
» 多読の読書メリット・効果が高過ぎる理由【気づいたらラッキー】
③ニーズの高い分野をおさえる
年収をUPさせるお金持ちの読書のポイントの3つ目は「ニーズの高い分野をおさえること」です。
もちろんですが、だれも興味を持たないようなこと、お金を払わないような内容を深掘りしても、趣味のプロフェッショナルになるだけで、お金に繋がりません。
現在、または将来的にニーズが高まる分野をおさえて読書をして行くことで、その分野に明るくなり、周りの人と話していても「あいつは、将来的に有望な分野に明るい人だ」という認識になって、頼られるようになり、ポジションを高めてもらえたりして収入が増えます。
僕は会社で働き始めた時は英語を全く話せませんでした。でも今後の社会を考えて、英語勉強をし、海外にでた結果、海外での仕事をこなせるようになって収入が200万円ほどアップしました。これは、もともとは「海外に関連する読書」から始まったことでして、将来的にニーズの高い分野の本を読むことで、収入をUPさせることができた1つの例だと思います。
ニーズの高い分野をおさえることで、周りから求められる人材になることができ、結果として収入が上がりやすくなり、お金持ちの道を進むことができます。
注意:年収に寄与しない「無効な読書量」
当然ですが、ただ闇雲に読書量を確保すれば良い訳ではありません。
上で紹介したように、年収をUPさせるには、「良質な内容の本を、目的をもって、適切な読書方法で」読書量を積み重ねていくことが大切です。
一方で、いくら本を読んでも年収UPに寄与しない「無効な読書量」もあります。以下に特徴まとめるので、年収目的で読書に取り組む方は、留意しておきましょう。
✔️無効になる読書量
①趣味の読書
小説、官能小説など、「文字を目で追う」ことをしていれば年収がUPする訳ではありません。
上で紹介のように、読書をすると年収がUPする理由の1つは「思考の構成力」が上がり、アウトプット力が高められるからです。
思考を鍛えることのできないような、趣味の読書は、映画や漫画と変わりません。
②無目的の読書
目的のない読書は、読書自体が発散して、思考の構成に繋げづらくなります。
本とは、暴力的な情報の塊です。でも、ある目的をもって情報を読み取り始めると、情報同士の繋がりや階層が見えてきます。
一方で、目的がないと情報を単なる「点」になり、「線=ロジック=1種のアウトプット力」として機能しません。
③振返りのない読書
振返りがないと、自分の過ちに気づけません。
スポーツを例にとると、30年間、練習をしても3流どまりの人もいれば、1年間で1流レベルに到達できる人がいますが、この最大の違いは「自分を振返り、正しているか」の違いだと思います。
有効な読書量を積み重ねるなら、読書に対する「目標」を設定して、その目標に対する読書の「効果」を定量化して振り返らないと意味がありません。
以上、3点のような読書量を積み重ねても年収UPに寄与しないので、気をつけながら本を読んでもらえたら嬉しいです。
さいごに:読書量を増やし、お金持ちに近づこう!
本記事は「年収と読書量の関係」について紹介しました。ご紹介の通り、高収入になるには読書量を増やすことが効果的です。
まずは「何でも良い」から本を読もう
最後になりますが、もし読書を活用してお金持ちになりたいならまずは本を読んでみないと始まりません。
水泳を上手くなりたい人がいるなら、泳法の本を読むだけでなく、実際にプールに入って泳いでみることが大切です。
読書も同じで、まずは自分の興味のあるところから手をつけて、少しずつお金持ちの読書法に近づけていくことが重要です。下におすすめの本をまとめます。
いずれもとても楽しく、各分野では注目度の高い本がまとまっていると思うので、まずは手に取りつつ、読書量を増やしていきましょう。
年収UPへの第一歩!
まずは月に4冊を目安に!
おすすめ本を厳選しているので、ぜひ参考にご覧ください!
✔️読書初心者に:★★★
読書0だった僕でも読書にのめり込めた「簡単な読書本」をまとめています。
» 読書初心者おすすめ!21歳まで全く本を読めなかった男でも読了した活字苦手の方に捧げる小説5選
✔️「読み方」を鍛えたい方に:★★★★
サラリーマンの成長に効果的な自己啓発書系をまとめています。
【まとめ】社会人必見!自己成長や成果に繋がる効果的な読書方法おすすめ厳選5冊!
✔️名著のオンパレード:★★★★
日本人なら1度は読んでおきたい、国内の歴代のブックセールランキングです。
ベストセラー本ランキング80 日本歴代で最も売れた人気書籍はどれ??
✔️資産形成を始める:★★★★
収入向上にダイレクトに効果のあるお金に関するおすすめ本をまとめています。
お金の本おすすめランキング!資産形成して豊かな生活をつくるには知識が必要なんだ。
✔️世界最高峰の教養をつける:★★★★★
紛れもない世界トップの大学生達の興味をくすぐる魅力的な本をまとめます。
【読書おすすめ社会人】ハーバードのベストセラー!! 世界最先端の興味をお便り
他、当サイトでまとめている「おすすめ本」が多数あるので、ぜひご参考にください。
読んで下さりありがとうございました。
本ブログ内では、この記事の他にも読書家海外サラリーマンDaichiの凡人なりの「英語」「読書」「資産形成」の成功実話を500記事以上紹介しているので、良かったらご覧ください。
では、良き読書ライフを٩(`・ω・´)و
DreamArk(夢の方舟)の記事
本ブログでは、読書0な凡人サラリーマンが年200冊の読書家になったら海外サラリーマンになった読書術を紹介します!
「読書経験なし・読書しても何も変わらない・読書に意味を見出せない」そんな方に僕の人生経験をもとに答えます。当読書法を参考に、読書の力で人生を切り拓いてもらえたら嬉しいです。
「読書ってなんの意味があるのかな?」
「生活が厳しい、、どうすれば年収が増えるのかな?」
「お金持ちでゆとりある生活がしたいなー」
読書について、たくさんの疑問がある。誰か、読書量と年収の関係について説明して欲しい。