英語の聞き取り・リスニングができない理由と対処方法【4段階のステージ】




どうも、海外サラリーマンDaichi(@Daichi_lifeblog)です。

海外で働きながらブログを書いています。本記事は「社会人向け!海外サラリーマンになるための英語学習」として紹介します。

現在は、海外サラリーマンをしていますがその前はただの英語が苦手な青年でした。様々な英語の勉強方法を模索、チャレンジして最終的にTOEIC850点以上になり、海外サラリーマンの切符を手にしました。

 

Daichi

英語の聞き取りを勉強しているんだけど、まったくできるようになっている気がしない。。。

英語の聞き取りレベルをあげる方法ってないんだろうか?

そもそもなんで英語ができないんだろう?

 

こんな疑問に答えます。

この記事を書いている僕は海外で働くサラリーマンでして、英語の勉強を社会人から始めたので、帰国子女のような「母国語」並みに話せる人とは違い、かなり英語に苦労したと思いますし、正直今でも完璧ではありません。

そんな経験の中でも海外生活や海外での英語勉強を通して、少しずつ英語力があり、現在では英語での会議・やりとりに対応できるようになっています。

この経験をもとに本記事では「英語の聞き取り・リスニングができない理由と対処方法【4段階のステージ】」を紹介します。本記事を読むことで、英語の聞き取りができない理由を知ることができ、ステップとして英語の聞き取りレベルをあげることができるようになります。

✴︎なお、今回の聞き取りは「普段の英語生活」での聞き取りについて紹介します。TOEICテスト等の英語の聞き取りはまた少しアプローチ方法が異なるのでスコアアップしたい人は【英語学習TOEIC】850点以上の海外サラリーマンが語る初心者はこれだけで良しなおすすめ本厳選3つでまとめているのでぜひご覧下さい。

【英語学習TOEIC】850点以上の海外サラリーマンが語る初心者はこれだけで良しなおすすめ参考書厳選3つ

2018年10月21日

 

英語の聞き取り・リスニングができない理由【4段階のステージ】

英語の聞き取り・リスニングができない理由【4段階のステージ】

英語の聞き取りができなくてとにかく苦しんだ僕の経験から、英語の聞き取りができない理由を4つにまとめました。この5つの理由によって、英語のできない人の多くが英語の聞き取りができないのだと思います。

ステージ① そもそも単語を知らない

ステージ② 英単語の発音に慣れていない

ステージ③ 英単語同士の「合体音・省略音」を意識していない

ステージ④ 英文で読んでも理解できない

 

ステージ① そもそも単語を知らない

 

英語の聞き取り・リスニング以前の問題ですが、そもそも単語を知らないと英語を聞いても聞きようがありません。。。

 

「I like astronomy」

 

『I』と『like』は多くの人が知っていると思いますが、『astronomy』という単語を知っていないと、この文を聞いた時に、『astronomy ってなんだ?』となって英語を理解できませんよね?

英語の聞き取りができない大前提の1つは「単語」を知らないことです。日常会話のほとんどが簡単な英単語からできていると言われていますが、その1つの単語がクリティカルに英文の理解に聞くときがあります。

たとえば、日本語でも次のような文があった時に日本文を聞き取りして意味をできるでしょうか?

「僕は最近ビジネスの勉強をしています。その勉強を通して重要だと感じたのは真贋を見抜く力ということです。」

ここに含まれる多くの単語は”小学校・中学校レベル”で習う単語ですが、”真贋”は、小学生では理解に苦しむと思います。これを日本語で聞いたとしても文章の意味を理解できずに、話の要点をつかめません。ほとんどの単語が「簡単な単語」で構成されているのは賛成ですが、クリティカルな1語が分からないと文の要点がつかめないということはよくあることです。

しっかりと英語の聞き取り力をあげたいのなら日々の英単語量の向上は必須です。

 

ステージ② 英単語の発音に慣れていない

 

Daichi

単語はほとんど理解しているはずなのに、それでも英語を聞き取れないのはなぜだ。。。

 

という人は、英単語の発音に慣れていないのが原因です。英語・英会話が難しいという勘違い【自信を持てば世界は変わる】で紹介していますが日本語と英語では、発する音の周波数が違うために、たとえば日本人が意識している「アップル」とネイティブが話す「apple」は全く異なった音に聞こえることがあります。

英語・英会話が難しいという勘違い【自信を持てば世界は変わる】

2019年9月27日

 

英単語の発音に関しては、2つのポイントがあります。1つが発音の「読み方」を理解できないこと。2つ目は発音の「音」を理解できないことです。

 

僕がアメリカに来た時に、勘違いとして英語の発音で印象的だったのは「ダイバーシティー」という言葉です。

いまは、多くの会社が「ダイバーシティー経営」を掲げており、僕の中での「diversity」の発音は「ダイバーシティー」でした。

 

しかし、アメリカにきた時に気づいた発音のミスは2つです。

 

1. 読み方の違い

「diversity」の1つ目の”i”の発音は[ai]ではなく、[i]です。そのため、カタカナ的に書くと「ダイバーシティー」でなく「ディバーシティー」に近いです。

 

2. 音の違い

ネイティブの音の発音の違いを理解しないといけないですが、”v”と”t”の発音が日本語でいう”ブイ”と”ティー”という発音ではなく、カタカナで書くとすると「ヴイ」と「ティ」に近いです。アメリカンイングリッシュを聞いていて思うことは、多くの発音がクリアでなく「濁点」を含んでいるように聞こえることです。

周波数の違いからくるものなのかもしれませんが「ティ」という発音は「ティ」よりも「ディ」に近い発音です。まとめると、「diversity」の発音は「ディバーシティー」でもなく「ディヴァーシディー」に近いです。

 

結論として、「ダイバーシティー」→「ディヴァーシディー」のような感じです。こうした音の違いを知らないと英語の聞き取りは難しいです。

 

ステージ③ 英単語同士の「省略語・合体音」を意識していない

 

全ての英単語の聞き取り・リスニングが個別にできるようになったとして、次のステップは合体音と省略音を知ることです。英語の聞き取りの問題では、この点がよく注目されていますね。ステージ③のポイントは省略音と合体語の2つです。

 

✔️省略語

日本で、居酒屋に入った時に「っしゃせ〜」って言葉を聞いたことはないでしょうか?僕らは自然とこうした発音でも「聞き取れます」よね。

 

「いらっしゃいませ〜」

前の音が小さくなる→「ぃらっしゃいませ〜」

強い音(しゃ)と最後(せ)以外小さくなる→「っしゃせ〜」

 

日本語でもことした音の省略はよくやることですよね。こうした現象が英語でも起こることを受け入れなければなりません。。。

 

✔️合体後

日本語と英語の合体後の大きな違い(で面白いの)は合体語の”発音”と”表記の仕方”の違いです。この点の違いが日本人の英語学習の壁の1つだと思います。

 

日本は、文章だとしても言葉を合体させるときは「派生語」として、音がつながった書き方をします。

たとえば、「行く」+「したい」=「行きたい」と派生されて表記上も文字が変わります。音としては「イクシタイ」では理解できずに「イキタイ」で理解できると思います。

 

英語では、合体するのは音だけであって表記が変わるのはごくごく1部だけです(wanna, gonna, gottaなど)。

たとえば、「Look」「it」「up」という文章がある時に、文章は変わりませんが、音としては「ルッキーダァ」と変わります。(英語でも表記を「Look」+「it」+「up」=「lookida」みたいに書いてくれたら聞き取りでもギャップなく理解できるようになると思うんですがねえ。。。音に忠実に「書く」「読み」「認識」することに慣れている日本人は、文字は文字、読みは読みで区別する英語と本質的に言語の違いがあるように感じます。言語学を学んでいないので詳しくはわかりませんが、聞き取りに苦しんだ僕は言語の書き方の違いを嘆いています。)

 

英語の聞き取りが苦手な人は、「省略」と「合体」を意識して文章を読むことを始めると英語の聞き取り力がグッと上がりますよ。

 

ステージ④ 英文で読んでも理解できない

 

単語・音の問題がクリアできた次のステージの問題は、「英文で読んでも理解できない」という段階です。構成が難しくて理解できないことが多く、特に慣れていない疑問文などが多いと思います。

 

What did you think would happen to her you met yesterday?

 

全ての単語・音を理解できたとしても、英語の構成に慣れていなかったり、英文を読んでも理解できないと聞いても当然理解できません。

この文章の場合には「昨日会った彼女はその後どうなったと思う?」という質問でして、英文の聞き取りが”完璧”にできたとしても英語の聞き取りとして理解できない理由の1つになります。

 

この場合には、多くの文章構成になれる必要があり、英会話でよく使われるような関係代名詞を使った文章、または関係代名詞が省略された文章に慣れることから始めると効率的です。

 

英語の聞き取り・リスニングができないときの対処方法【4段階のステージを紹介】

英語の聞き取り・リスニングができないときの対処方法【4段階のステージを紹介】

英語の聞き取り・リスニングができないときの対処方法を4つのステージごとに簡単に紹介します。

ステージ① そもそも単語を知らない

ステージ② 英単語の発音に慣れていない

ステージ③ 英単語同士の「合体音・省略音」を意識していない

ステージ④ 英文で読んでも理解できない

 

ステージ① そもそも単語を知らない←語彙を増やそう

 

単語がわからなくて英語の聞き取りができない人は、単純に語彙を増やすしかありません。

のんびりやってもいいですが、単語は短期間で詰め込んだ方が学習効果が高いと思います。英語を地道に継続してもTOEICスコアや英語力が伸びない理由【経験的な真実】で紹介していますが、英語力を伸ばしたいなら短期集中で取り組むのは必須です。ちょっと大変かもですが、時間をつくってガンバりましょう。

英語を地道に継続してもTOEICスコアや英語力が伸びない理由【経験的な真実】

2019年11月2日

 

ステージ② 英単語の発音に慣れていない←英語に触れる環境に飛び込もう

 

英語の聞き取り力をあげたいのであれば、英会話教室や英語を使う職場に異動、転職するなどして、英語に触れられる機会を増やしましょう。社会人は英語・英会話のために学校・塾に行くのをやめた方が良い理由【英語の環境に身をおこう】で紹介している通り、社会人の英語スキルをあげるには最短だと思いますし、いつまでも「学ぶ」だけのためにするよりは、より実践的に「使う」「学ぶ」くらいでしのぎを削りつつ成長した方が得が多いと思います。

社会人は英語・英会話のために学校・塾に行くのをやめた方が良い【英語の環境に身をおこう】

2019年12月26日

 

「いやいや、そんなのわたしには無理、、、」と言う方は、最初に英会話教室などで基礎的な「発音」の練習だけ徹底すれば良いと思います。ベースとなる発音を使って、あとはステージ③に自分で展開していけばOKです。

 

ステージ③ 英単語同士の「合体音・省略音」を意識していない←『合体・省略書き』にチャレンジしよう

 

英語の聞き取り力をあげるのに1番効果的だったのは『合体・省略書き』を少しだけやってみたことです。膨大の量をやらなくて、少しの英文を『合体・省略書き』してみることで、日本人が本来から慣れている「書かれている文字を音にする」と言う順序にあった手順で進められるため、英語の聞き取り力が格段に向上します。

そして、『合体・省略書き』を少し集中的にやるだけで、その後に読む文章も自然と頭の中で『合体・省略』しながらサウンドをイメージすることができるようになり、英語の音のイメージ力を養うことができます。

今後、日常でよく使われる『合体・省略書き集』をまとめていくので、引き続きチェックをお願いします。

 

ステージ④ 英文で読んでも理解できない←浴びるように読んで慣れよう

 

英文を読んでも理解できない場合は根本的な『英語力』に不足があります。これは英語の聞き取り以前の問題なので、英語文章の構成の理解の勉強をTOEICなどを通して勉強し、英語のベース力の向上をがんばりましょう。

最初は大変かもですが、慣れると段々と英語を読むスピードが早くなり、飛躍的に英語学習がラクになります。ファイト!

 

まとめ:ステップを踏んでいかないと英語の聞き取り・リスニングは成長しない

ステップを踏んでいかないと英語の聞き取り・リスニングは成長しない

本記事では「英語の聞き取り・リスニングができない理由と対処方法【4段階のステージ】」を紹介しました。

 

英語学習にとても苦労の末に感じた4つのステージは1つ1つ登っていけばいずれは英語の聞き取り力を上達させられます、

逆に言うとステップを踏んでいかないと、たとえばいくらステージ④の勉強ばかりしていてもステージ①から③をやらないと英語の聞き取り力は伸びません。

ステージを登りつつ、復讐をして確認してを繰り返し、堅固な聞き取り力を養っていきましょう。

 

読んでくださりありがとうございました。

では、良き英語ライフを٩(`・ω・´)و