【決戦】夢のために努力は必要か?努力派3冊 vs 非努力派3冊で白黒つけようじゃないか。




どうも、読書家の海外サラリーマンDaichi(@Daichi_lifeblog)です。

この記事は、夢を実現するための努力の必要性を著書をもとに紹介します。

 

夢の叶う人生を過ごす!きっと多くの人は、叶ったら嬉しいけどきっと難しいだろうな、と思っているかもしれません。

一方、夢に関する意見でいつも議論になるテーマがあります。

  • 夢を叶えるにはすごい努力をしないといけない
  • 夢に努力はいらない

結局、どっちが本当なのか?

ということで、本日は夢を叶えるために努力が必要かどうかを書籍を参考に紹介したいと思います。「著名人の肯定派と否定派の両方のサイドの意見をみることで答えが見つかるかな」と思いましたので紹介します!

 

「夢に努力は必要派」の厳選3冊

著書『天才とは努力を続けられる人のことであり、それには方法論がある。』

東大卒、ニューヨーク州弁護士の山口真由さんの著書です。

普通の人でも天才的な成果をもたらす“科学的根性論”をもとに努力を技術に落とし込んで紹介しています。自身の東大法学部を首席で卒業から、財務省官僚、弁護士、ハーバード留学という輝かしい実績をつくった37の方法をわかりやすく解説してくれます。

  • 人生で成功する秘訣は努力をいかに継続できるか
  • 大切なのは努力を決してやめないこと
  • 生まれ持った才能がない人でも努力を継続すれば成功します
  • 目先の報酬がなくても努力できるかどうかです
  • 人は自分自身が価値を見出せるものにしか熱中できないのです
  • とにもかくにも努力に価値を見出すことが重要なのです

経歴をみても、今日やって今日の夜に結果がかえってくるようなものはないですね。きっとものすごい努力をする人なのだと思います。

そんな山口さんが唱える成功の秘訣は「継続」。

継続のためには努力に価値を見出すこと。

価値を見出すことができれば人は熱中する点も共感できます。価値の見出し方を知っていることがキーになるのでしょう。努力をする。実績、すごいですね。。

著書『夢は、努力でかなえる。』

スキージャンプのオリンピック選手の葛西紀明さんの著書です。

厳しい状況を味わい、それでも諦めずに復活する葛西さんの姿に勇気をもらっている人も多いのではないのでしょうか。

著書の中で述べられます。

  • 身内の不幸、怪我、、たくさんの困難があったけど諦めなかったから今がある
  • 可能性と夢は、いつも自分の歩いていくすぐ前に、残し続けていく方がいい。だから、僕はここまでくることができた。
  • ジャンパーとしてのこだわり
  • 応援してくれる人への感謝

困難に直面して苦しいと感じることがあっても辞めたいと思ったことは一度もない、という葛西さん。

辛いときでも立ち向かい乗り越えたからこそ、25年間にわたる日本代表メンバー選抜入りという偉業を成すことができたのでしょう。

決して辞めなかったから。いや、決して辞めたいと思わなかったから(辞めたいと思うはないほど自分にとって価値があることだから)。

行動し続ける点に価値を見出しているようにみえることから山口さんの主張ともかぶる点を感じます。

不運と言うのが相応しいのでしょうか。苦難にぶつかっても決して諦めなかった葛西選手。「やめたいと思ったことは、一度もない。だから、いつも前向きに生きる!」。生けるレジェンドの明かす、メダルを獲れなかった苦難の16年間の想いが込められています。

著書『GRIT:やり抜く力』

ペンシルベニア大学 、 オックスフォード大学 、 ハーバード大学を渡り歩いた心理学者アンジェラ・ダックワース氏の著書です。

IQでも、才能でもない。成功に必要な第3の要素の要素。その力こそが夢を叶える力。それが「やり抜く力=GRID」すなわち情熱と粘り強さです。

  • 継続こそが力なり。
  • どの分野であれ、人々が成功して偉業を達成するには、「才能」よりも「やり抜く力」が重要である
  • もともと才能があって努力すれば、他人よりも早くスキルが身につく。
  • しかしそこで終わってしまえば達成はない。身についたスキルでさらに努力を続けて初めて目標は達成される。
  • 成功には「才能」の優劣よりも努力の継続、つまり「やり抜く力」が決定的な影響を及ぼす。
  • 自分にとって最も重要と定めた目標に対して不変の興味を抱きながら粘り強く取り組む「情熱」と、困難や挫折に負けずに努力を続ける「粘り強さ」がそろっていれば、誰もが目標を成し遂げられる

情熱=不変の興味、粘り強さ=不屈の精神、=GRIT。

不変の興味と不屈の精神の掛け合わせにより夢は実現する、この点をトコトン追求した1冊です。

またGRITを説く上で、「やり抜く力」を伸ばす方法を本書で詳しく紹介してくれます。

教育・ビジネス・スポーツだけでなく子育てなど、多くの人が実践できるやり抜く方法を教えてくれます。

継続は力なり、否。

継続こそが力なり。

GRITの先に夢の実現がある主張でした。

「夢に努力は不要派」の厳選3冊

著書『努力する人間になってはいけない―学校と仕事と社会の新人論

ドイツ哲学・現代思想の専門家であり人間環境大学の副学長の芦田宏直さん著の本です。芦田さんのブログ記事や校長時代の式辞、講演録から内容を厳選し作成されています。

津田大介氏による帯文を抜粋すると、

『健やかなるときも、病めるときも、喜びのときも、悲しみのときも、富めるときも、貧しいときも、大きな決断をしたいときも、先行きの見えない不安で心が折れそうなときも、仕事で自分が置かれてる状況に納得できないときも、優秀な他人へのコンプレックスが拭えないときも、ランダムに開いて10分しっかり読むだけで「あ、そうか」と気づいたり、心の支えになったりする万華鏡みたいな本。人生に<師匠>がいない人――必読です』

と紹介されています。

本著の中で努力する人になってはいけないことについて次の点から述べています。

  • 努力だけではどうにもできないことがあり、目標達成を時間で解決しようとする努力はエゴイズムである。
  • 変える、変わると思考することが重要である。
  • >努力の反対語は考えるである。

一方、努力の意味を改めて辞書で調べてみた。

努力とは目標の実現のため、心身を労してつとめること。

辞書からすると心、つまり脳(科学的な観点で述べています)を使って労することも努力と呼ぶようです。そうであれば考えることも努力に含まれるのではないでしょうか。また、目標達成を時間で解決しようとする努力は、という条件もついています。時間が解決してくれる、それは目標のために正しい方向に進んでいる場合か、間違いを修正するために繰り返しPDCAを回している場合だと思います。

その観点では時間をかければいつかは叶う、というのは語弊があると思います。著者が述べる通り、思考し、目標達成に向けた行動をとれることが重要です。ここでは、考える努力が必要ということでまとめます。

著書『きみに努力はいらない』

著作家、経営者で20年間無敗、伝説の雀鬼、桜井章一さん著の本です。

内容は人生を取り戻す思考や人付き合い、仕事の本質、お金との距離、本当の遊び方まで幅広く書かれています。

著書の中では、

  • 努力を売りものにしない生き方
  • 努力と押しつけられた時点でダメ

とあるようにがんばることを売ってはいけない、好きなことであれば努力せずとも打ち込めるだろうということです。

努力が困難に苦心して行動すること、と捉えると確かに努力はいりません。無理にがんばる必要はない。必要なことは好きであること、そして好きだからこそ苦心なく行動し続けることができる点が大切です。また興味深い点があったので余談を少し。著書の中で、「持たないからこそ自由になれる」という考えがあります。

『私が考える生活学は、必要最低限のものだけを稼ぎ、自然の中で隠やかに生きていく方法だ;問題は、衣食住の心配がなくなった時点からその先をどう生きるかである』

衣食住の心配がなくなった先にどう生きるかという点は私も非常に興味がある点です。その世界にいったときに見える世界はどのようなものか、非常に興味深い。この議論にも興味がある人はぜひご一読を。

著書『努力不要論――脳科学が解く! 「がんばってるのに報われない」と思ったら読む本』

日本の認知神経科学者、評論家の中野信子さん著の本です。

「努力は報われる」ということについて脳科学的に解明していくれています。著書の意見を数点ピックアップすると次のとおりです。

  • 「常識」と考えられたものの裏には多くの欺瞞が存在していることに気づく
  • その代表的なものの1つが「努力は報われる」という言葉である
  • あなたが今している努力は、本当にあなたがしたいことなのか?
  • 社会そのものに洗脳されているのではないか?

こうした問いかけと共に、自分をすり減らずに格差を乗り越え、夢を実現させるために私たち一人ひとりができることなどが紹介されています。

本書での問いかけは

あなたはなぜ努力しているのか?

本当にしたいことであれば打ち込め、乗り越えられるだろうとする意見は桜井章一さんと共通する意見のように感じます。本気の”好き”なら努力は不要。自然と行動がついてくるこうした視点を教えてくれる著書になります。

結論:夢に努力は、、、

 

継続は力なり。では、継続できる人はなぜ継続できるのか?相反するタイトルの本も真髄は同じことを言っているのでないでしょうか。

✔️結論

必要派:夢に努力は必要で、そのために努力する「価値」を見出すことが大切

不要派:夢に努力は必要ではありません。「本当に叶えたい好きな夢」なら行動が自然とついてきます。

夢を叶えるには、動機付けが必です。動機があれば(=価値があれば)努力を努力と感じることなく夢を叶えることができます。

(注意:主観の話であって、周りからの見たら「ものすごい努力して夢を叶えた」と映ると思いますが。)

あなたは夢を叶えられるでしょうか?

いーや、叶えてやる!!

周りの声につぶされず、このような意気込みがまずは大事なのかと。

少しでも夢を叶える心持ちの一助を担えていたら幸いです。

読んでくださりありがとうございました。

 

✔️努力肯定派の著書

 

✔️努力不要派の著書