自由に生きる。では、ほんとうの自由とはなにか?『嫌われる勇気』 岸見一郎 |読書書評

どうも、Daichiです。

インスタを通して2000人強の皆さんと読書紹介をさせてもらっています。

 

この記事は、嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教えの読書書評を紹介します。

 

自由とは何か?

歴史を学ぶと人類は自由・平等の獲得のために活動を続けていることが分かります。

 

では、そこまでして求める自由とはなんなのでしょうか?

その答えの1つがアドラーの心理学で説明されています。

 

アドラーの視点から「ほんとうの自由」と、共感したパート、そして自由に生きるために必要なことについて紹介します。

*ネタバレ注意です。内容を知りたくない人はこの先に進まないでください。

*追記:書評にしようと思いましたが本書の内容が鮮烈なため、ほとんど本文抜粋になってしまいましたがご容赦をください。

 

あなたは「このまま」でいいのか

あなたは別人になりたがっている。

その目的とはなんでしょうか?

あなたはいま、幸せを実感できずにいる。なぜなら、あなたは自分を愛することができていない。そして自分を愛するための手段として、「別人への生まれ変わり」を望んでいる。

・・・

いいですか、どれほどYさんになりたくても、Yさんとして生まれ変わることはできません。あなたはYさんではない。

あなたは「あなた」であっていいのです。

・・・

しかし、「このままのあなた」でいていいのかというと、それは違います。

もしも幸せを実感できずにいるのであれば、「このまま」でいいはずがない。立ち止まることなく、一歩前に踏み出さないといけません。

アドラーの心理学では、青年と哲人の会話形式で話が展開されていきます。

青年は幸せを得るために彼が一目置くYさんのようになりたいと願います。

 

しかし哲人は、

青年の「生まれ変わりたい」という言葉に対して「生まれ変わることはできない、しかしだからと言ってこのままでいい訳ではなく、一歩踏み出す必要がある」と言います。

 

では、幸せになるためには何が必要なのか??

すべての悩みは「対人関係の悩み」である

幸せになりたい、

自分が嫌いだと悩むその”気持ち”を見つめ直し考えることで幸せのあり方を考える流れで哲人はアプローチします。

アドラーはいいます。

「悩みを消し去るには、宇宙のなかにただひとりで生きるしかない」のだと。

しかしそんなことはできないのです。

 

「人間の悩みのすべては対人関係の悩みである」。これはアドラーの心理学の根底に流れる概念です。

人間はその本質において、他者の存在を前提としている。

 

個人だけで完結する悩み、いわゆる内面の悩みなどというものは存在しません。どんな種類の悩みであれ、そこにはかならず他者の影が存在します。

そもそも、内面の悩み自体を否定するとは驚きます。

全ての悩みは、自分の内面の悩みのように感じるかもしれませんが、それは他者の影が存在する上での悩みだと。

他者、つまり対人関係に身をおくこと(他者との関わりをもつこと)で悩みが発生するということです。

 

では、どのようにすれば対人関係の悩みをなくし、幸せを得られるのでしょう。

人生は他者との競争ではない

アドラーは対人関係に悩む1つの理由に「優越性の欲求」を挙げます。

他者よりも優れていたいと望むことです。

しかし、人生に関して哲人は言います。

「優越性の欲求」というと、他者より優れていようとする欲求、他者を蹴落としてまで上に昇ろうとする欲求のように思われがちです。

人々を押しのけながら階段を登っていくようなイメージですね。

もちろん、アドラーはそんな態度を肯定しているのではありません。

そうではなく、同じ平らな地平に、前を進んでいる人もいれば、その後ろを進んでいる人もいる。

・・・

「優越性の欲求」とは、自らの足を一歩前に踏み出す意思であって、他者よりも上をめざさんとする競争の意思ではありません。

人生は競争でない。

自らの足を一歩前に踏み出したいと願う気持ちが「優越性の欲求」。

健全な劣等感、悩みは他者との比較で生まれるのではなく、「理想の自分」との比較から生まれるもの。

 

思考としては一般の感覚からは大きく離れているように感じます。

 

でも、

 

”この広い世界の中の自分の周りにいる小さな世界の中で、他者と比較して自分の方が優位だ。”と優越感を感じて何になるのか。

 

東京タワー,

ボストンの図書館、

飛行機から見える土地

 

壮大な何かに触れた時にわたしは他者と比較して物事を考えることの小ささをヒシヒシと感じます。

 

アドラーの教えに強く共感するポイントです。

 

ほんとうの自由とはなにか

それでは、ほんとうの自由とは何なのか。

本題にはいります。

他者から嫌われたくないと思うこと。これは人間にとって、きわめて自然な欲望であり、衝動です。

近代哲学の巨人、カントはそうした欲望のことを「傾向性」と呼びました。

・・・

ではそうした傾向性のおもむくまま、すなわち欲望や衝動のおもむくまま生きること、坂道を転がる石のように生きることが「自由」なのかというと、それは違います。

そんな生き方は欲望や衝動の奴隷でしかない。

ほんとうの自由とは、転がる自分を下から押し上げていくような態度なのです。

 

石ころは無力です。いったん坂道を転がりはじめたら、重力や慣性といった自然法則が許すところまで、転がり続けます。

 

しかしわれわれは石ころではありません。

傾向性に抗うことができる存在なのです。

転がる自分を停止させ、坂道を登っていくことができるのです。

承認欲求は自然な欲望でしょう。では、他者からの承認を受けるために坂道を転がり続けるのか?

転がる石のように自らを摩耗させ、かたちなきところまで丸みを帯びていくのか?そこでできあがった球体は「ほんとうのわたし」だといえるのか?

そんなはずはありません。

・・・

すべての悩みは、対人関係の悩みである。

つまり、われわれは、対人関係からの自由を求めている。

しかし、宇宙にただひとりで生きることなど、絶対にできない。

 

すなわち、自由とは、他者から嫌われることである。

 

あなたが誰かに嫌われているということ。それはあなたが自由を行使し、自由に生きている証であり、自らの方針に従って生きていることのしるしなのです。

すべては対人関係の悩みである。

でも世界でただ1人で生きることは不可能。

だから悩みから解放されるには嫌われることが必要。

それが自由に生きている証。

 

とてもインパクトの強い考え方であり、魅力的な思考です。

誰しもが恐れるような「他者から嫌われる」こと。

その感情自身が自分を自由から遠ざける。

 

あなたは、「嫌われる勇気」を持つことができるでしょうか?

そのことを受け入れられるでしょうか?

 

ほんとうの自由を選んだ大人なら自由であろうとすることを応援する

_ 不自由を選んだ人は、今この瞬間を自由に生きている者をみて「享楽的だ」と批判する。 これは、自らの不自由なる生を納得させるための人生の嘘。 _ ほんとうの自由を選んだ者だけが、自由であろうとすることを応援するでしょう。 _ _ 他社の期待を満たすように生きることは、楽なものでしょう。 自分の人生を他人任せにしているのですから。 _ 自分の道を自分で決めようとすれば、迷いは出てきます。 いかに生きるべきか。 _ 他者からの承認を選ぶのか、それとも承認なき自由の道を選ぶのか。 _ ・課題の分離 ・嫌われる勇気 _ 自己中心の概念に新たな視点を与えてくれました。 再読必要あり。 _ 『嫌われる勇気』 岸見一郎、古賀史健 読了 #夢#日常#読書#読書録#読書部#本#読書記録#読書会#読書垢#読書日記#読書好き#多読#読書倶楽部#文化#感謝#幸せ#嫌われる勇気#岸見一郎#古賀史健#夢の方舟

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不自由を選んだ人は、今この瞬間を自由に生きている者をみて「享楽的だ」と批判する。

これは、自らの不自由なる生を納得させるための人生の嘘。

ほんとうの自由を選んだ者だけが、自由であろうとすることを応援するでしょう。

自由であること、つまり「嫌われる勇気」をもった人だけが「嫌われる勇気」を応援する。

嫌われる勇気を持たず、対人関係の悩みに苦しみ、もがく人たちは「嫌われる勇気」を行使した人たちを「批判」する。

たしかにこの構図は目にします。

 

社会に縛られて生きる人は、

「社会人とはこういうものだ。」

とその不自由を受け入れながら嘆きます。

加えて、対人関係から解放された生き方を過ごす人に対しては牙を向いて批判します。

 

例えば、会社で似た状況を見たことがあります。

会社の付き合いに疲弊してグチをこぼしている人が飲みの席で話す内容の1つに

 

「あいつは付き合いを分かっていない。社会人失格だ。」

 

こんな言葉を聞いたことがないでしょうか。

”こんな思考こそが自由を遠ざけて自分を不自由に追い込んでいる”ということがアドラーの心理学です。

 

あなたの人生は、「いま、ここ」で決まる

青年

「まず先生は、世界はシンプルなところだとおっしゃる。

世界が複雑に見えるのは、「わたし」の主観がそうさせているのだと。人生が複雑なのではなく、「わたし」が主観を複雑にし、それゆえ幸福に生きることを困難にしているのだと

わたしが変われずにいるのは、他ならぬわたし自身が「変わらない」という決心を繰り返しているからだ。わたしにはライフスタイルを選ぶ勇気が足りていない。つまり、「幸せになる勇気」が足りていない。だからこそ、わたしは不幸なのだ。

では、どうすればライフスタイルを変えることができるか」

哲人

「あなたがいま、最初にやるべきことはなにか。それは「いまのライフスタイルをやめる」という決心です。

「もしも何々だったら」と可能性のなかに生きているうちは、変わることなどできません。なぜなら、あなたは変わらない自分への言い訳として「もしもYのような人間になれたら」といっているのです。」

 

「いま、ここ」に強烈なスポットライトを当てよ

哲人

「自分が劇場の舞台に立っている姿を想像してください。このとき、会場全体に蛍光灯がついていれば、客席のいちばん奥まで見渡せるでしょう。

しかし、自分に強烈なスポットライトが当たっていれば、最前列さえ見えなくなるはずです。

われわれの人生もまったく同じです。

われわれは「いま、ここ」だけを真剣に生きるべきなのです。人生は連続する刹那であり、過去も未来も存在しません。過去にどんなことがあったかなど、あなたの「いま、ここ」にはなんの関係もないし、未来がどうであるかなど「いま、ここ」で考える問題ではない。「いま、ここ」を真剣に生きていたら、そんな言葉など出てこない。

これから先の人生は、まったくの白紙であり、進むべきレールが敷かれているわけではない。

「いま、ここ」にスポットライトを当てるというのは、今できることを真剣かつ丁寧にやっていくことです。」

青年

「わたしにそれができますか?この刹那を真剣に生き切る”勇気”が、このわたしにあると思われますか?」

哲人

「過去も未来も存在しないのですから、今の話をしましょう。決めるのは、昨日でも明日でもありません。

「いま、ここ」です。」

青年

「人生が連続する刹那であったとき、人生が「いま、ここ」にしか存在しなかったとしたとき、いったい人生の意味とはなんなのでしょう?」

哲人

「人生の意味とはなにか?

 

アドラーの答えは、、、、」

 

 

、、、

 

この先の答えは、ご自身で本書を読んで自分の中でアドラーの教えとより深く対話をし、言葉を受け止めて頂きたいです。

ここまで紹介して申し訳ないですが、この先の言葉はおそらく、本書を読まないと響きません。

 

興味がありましたらぜひご一読ください。

 

読んで損のない哲学書です。

 

 

さいごに

哲人

「 世界はシンプルであり、人生もまたシンプルです。

矛盾に満ちたように感じるのであれば、それは「世界」が複雑なのではなく、ひとえに「あなた」が世界を複雑なものとしているのです。」

シンプルに「いま、ここ」に強烈なスポットライトを当てて生きる。

 

動けない人、行動を躊躇してしまう人は、

自分へのスポットライトの光量をMAXまでひねって、

 

”いま、ここ”を

 

全力で走りだしてみてはいかがでしょうか?

 

読んで下さりありがとうございました。

ぜひまたお越しください。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

アメリカ在住で教員免許をもつ兼業キャリアサポーター。 「DreamArk」運営者。 ”自分らしい人生をデザイン”するためのイベント開催。 夢を語り合い育むための場として当ブログを設立。 国立卒、TOEIC850点以上、米国在住。 趣味は読書とコーヒーと温泉。温泉が近くになくてツラい。