終末のフール| 伊坂幸太郎 8年後に死にます。限られた短い人生、あなたはどう生きますか。




 

なんのために生きるのか?

こんな風に考えたことがある人はいるでしょうか。

 

私は大学生の頃に考えていました。

 

幼い頃に身内の方が亡くなった経験があったり、自分自身、とても身体が弱かったので死について考える機会が多くありました。

 

今回紹介の本は、まさに死生観を考えさせてくれる本です。

 

毎日を漫然と過ごしていて、何か満ち足りない日々を送っている人にオススメの記事、本です。

本書を読んだ読書感想や思いの諸々をまとめます。

*ネタバレのためご注意ください。

終末のフール

「8年後に惑星がぶつかって地球がなくなる」

こんな報道がされたらあなたは何をするでしょうか。

 

この設定で面白いのが地球が滅亡するまでの期間が絶妙だということです。

 

あと1日だったらどうするか??

あと1週間だったらどうするか??

 

こんな問いかけはよくあります。

日数がリアルにイメージできますし、できることも大きく制限がかかります。

 

好きな人に会いにいく。

どうしても言えていなかった感謝を伝えにいく。

 

しかしこの本の設定では8年間。絶妙。

挨拶周りには長すぎますし、途方もない漫然と死を意識しない日々を送れる訳ではない。

 

こんな日々の中、あなただったら何をするか?

 

死の想像

明日死ぬとしたら、
生き方が変わるんですか?

あなたの今の生き方は、
どれくらい生きるつもりの生き方なんですか?

自分の今の生き方は、
どれくらい生きるつもりの生き方か?

それを考えないで、
とりあえずの生き方をしている時に、

もしも、残り少ないとしたら変えるのか?
そんな生き方でいい?

どれくらい生きるつもりの生き方か?

死までの時間については中学生の頃に感じました。

中学校の頃、学年合唱で「コスモス」という曲。

記事にもまとめていますが一部の歌詞を抜粋します。

↓ 関連記事

【君も星だよ】今を全力で生きる!未来を変えたい人に贈る応援歌!

みんな生命を燃やすんだ
星のように
蛍のように

星と蛍という対比のおかげか、中学生でも強く”生の時間”について気づかせてくれました。

 

星は想像もできないほど長く生きる。

蛍は1週間ほどしか生きない。

 

でも、同じ”生きている”

 

それから数年、大学生の頃に使命に出会いました。

その頃からか、星も蛍も自分も同じだ、日々を全力で生きようと思いました。

命を燃やして生きようと思いました。

 

人生の日数が決められたら、人生の行動を変えるような生き方はしたくないと感じたのです。

 

あなたは、今をどんな風に時間を過ごしていますか?

 

自分への問い

俺を許すのか?

とにかく俺は、いつも、
自分に問いかけるんですよ。
俺は、俺を許すのか?って。

練習の手を抜きたくなる時とか、
試合で逃げたくなる時に、
自分に訊くんです。

「おい俺、俺は、こんな俺を許すのか?」って。

怠けることを、自分に許す。
逃げることを、自分に許す。

自分が許しているから、
自分がそれをするのだ。

甘え。

自分自身への甘え。

 

皆さんはどうでしょうか?

私は、かなり自分に甘いです。

 

言われたことは100%できた試しはありませんし、そんな自分を叱責したくなることがあります。

 

この本を読んでも改めて考えさせられました。

こうした本は、時間を考えさせてくれる本として大変良い題材です。

 

自暴自棄になるな、諦めるな

小説の中では、報道がされた最初の頃は暴動が起こったと綴ってありました。

想像できなくはありません。

お尻が決まっているのなら、あとは野となれ山となれ。

今捕まろうが、どうせ8年後に死ぬんだから変わらない。

 

、、、そんな人生は寂しいです。

せっかくなら、社会のために、最後の最後まで周りのために、

何かできることがあるのならそれに尽力したいです。

今はこんな風に感じています。

 

最後に

あなたは今何歳でしょうか?

平均寿命は80歳程度。

 

あと50年生きるのか

あと10年生きるのか

あと1年生きるのか

 

日々過ごしていたら、あっという間にすぎていってしまいます。

今、何かやりたいことがあって、目を背けていることはありませんか?

 

私は、稼ぐ力をつけてトコトンビジネスで社会に価値を提供するトライをします。

 

悩んでいる時間も、もったいない。

こんなことをトコトン考えさせてくれる、とてもタメになる良書でした。

大大大満足。

\今回の参考図書はこちら/